Movie by WSL. Text by colorsmagyoge.

 

タヒチのチョープーを舞台に開催されていたCT第7戦”HURLEY TAHITI PRO”は、現地時間の8/28(水)に大会最終日が無事に終了。

ベヴィーなチューブ・コンディションの中、Owen Wrightが見事優勝を飾った!

ファイナルではGabriel Medinaが4本目に7.83pt、5本目に7.10ptをマークしてヒートをリードする中、Owen Wrightも2本目に6.17pt、4本目に7.73ptをスコアするが、依然逆転に必要なスコア7.21ptという状況。

そんな中、逆転を狙うOwen Wrightが、ヒート後半に差し掛かったところでつかんだ6本目の波で9.17ptのエクセレント・スコアを叩き出すと、さらに7本目ではバックアップに7.90ptで追い打ちを掛け、見事な大逆転を果たして優勝を飾った!!

 

ラウンドオブ16のヒート6で10ptをマークしていたGabriel Medinaと、クォーターファイナルのヒート1で10ptをマークしていたOwen Wrightによる壮絶かつエキサイティングな戦いの末勝ち取った今回のOwenの勝利。

2018年の本イベントでもGabriel MedinaとOwen Wrightがファイナルで対戦しており、Gabrielに軍配があがっていた。

 

しかし、波のいい小さかった昨年とは一味違う今回のエピック・チョープーでの勝利は、Owen Wrightにとって価値あるリベンジを果たした一戦となったに違いないだろう。

さらにOwen Wrightにとってワールドタイトル獲得の大きなチャンスの年だった2015年。

ハワイでの最終戦”BILLABONG PIPE MASTERS”に向けた練習中にパイプで頭部を強打して生死を彷徨い、記憶障害を伴うほどの大怪我を負って以来、2017年シーズンまで奇跡の復活を遂げることができなかったOwen Wrightが危険極まりない今回のチョープーで魅せてくれた、まさに命をかけた魂のライドの数々に心が揺さぶられたことはいうまでもない。

【世界のニュース】2015年12月にパイプラインで頭部に大怪我を負ったOwen Wrightがオーストラリアのニューカッスルで2/20(月)からスタートとなるQS6000”Mainland and Port Stephen Toyota Pro”よりコンテスト復帰!

 

Owen Wrightは今回の一勝によってCTランキング12位から8位へ上昇!

注目の五十嵐カノアは、今大会を17位でフィニッシュしたことからCTランキング5位から7位へ。

 

9/19(木)から9/21(日)までをコンテスト期間に、Kelly SlaterのウェイブプールSurf Ranchで開催予定のCT第8戦”Freshwater Pro”での快進撃に期待したい!!

今大会のさらなる詳細、ヒートリキャップについては、下記リンクよりWSLオフィシャルサイトをチェック!!

 

>>WSLオフィシャルサイト

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ