Photos by Motoko Kumagai. Movie by ISA & colorsmagyoge. Text by colorsmagyoge.

 

宮崎の木崎浜で開催中のISA World Surfing Gamesは9/14(土)にコンテストDAY8を迎え、メインラウンド6とリパチャージラウンド8と9の全ヒートを消化。

朝から強いオンショアの横殴りの雨に見舞われ、セット頭半サイズのジャンクでハードなコンディションとなった中、13:00までウェイティングというコールが一度は発表されたものの、やっぱり9:00から試合開始すると再度コールされ、村上舜が出場するリパチャージラウンド8のヒート1からスタート。

Carlos Munoz、Leon Glazer、Vincente Romeroを相手に8.33ptのエクセレントスコアを叩き出した村上舜は、バックアップが4.33ptと少しロースコアだったため、7.17ptと6.37ptをまとめたCarlos Munozにつぐ2位のポジションでラウンドアップ。

Shun Murakami.

 

続くヒート2では五十嵐カノアと大原洋人、和井田理、Santiago Munizの対戦となり、ここで日本代表選手2名が勝ち上がってくれることを誰もが願う中、ヒート開始早々から6.67pt、7.17ptをテンポよくマークしていった大原洋人に対し、まったくいい波を掴めず荒れた海に翻弄される五十嵐カノア。

和井田理央が中盤に入ってグッドスコアを重ねていく中、最後の最後までいい波を探す五十嵐カノアであったが、実力を発揮する前にヒートは終了。

Kanoa Igarashi.

 

大原洋人が1位、和井田理央が2位でラウンドアップを決め、悔しくも五十嵐カノアはここで敗退となってしまった。

Hiroto Ohhara.

 

メインラウンド6のヒート1ではKelly Slaterがこのオンショア・コンディションにも関わらず、神がかり的なチューブライディングを決めて8.33ptのエクセレントスコアをマーク!

この日1番会場を沸かせたキングならではの半端じゃない1本となった!

King Kelly Slater.

 

迎えたリパチャージラウンド9のヒート2では、なぜこの組み合わせになってしまったのか、大原洋人と村上舜がFilipe Toledoと対戦。

3人ヒートの2人アップという勝率の高い状況の中、ヒート開始早々にFilipe Toledoが掴んだ波で9.13ptのエクセレントスコアをマーク!

この1本で大原と村上の2位争いとなる流れはほぼ確定となった中、2本目に掴んだフロントサイドの波で6.50pt、ヒート中盤に大原の奥からテイクオフしたバックサイドの波で7.67ptとスコアを重ねる村上舜。

一方の大原洋人は5本目の波で6.87ptをマークしてその差を縮めたものの、バックアップを決めることができず、惜しくもここで敗退。

Hiroto Ohhara.

 

村上舜が日本代表選手唯一リパチャージラウンド10に駒を進め、大会最終日まで勝ち残った!

おめでとう!!

現時点で日本人選手では村上舜が一番いい成績を残しているので、2020年東京オリンピックの日本代表枠を内定したかのように思われるが、代表選手枠は日本代表選手枠ではなく、あくまでもアジア代表選手枠であることから、村上舜同様にリパチャージラウンド10に勝ち上がった和井田理央との争奪戦状態に。

そんなふたりはリパチャージラウンド10のヒート1でCTサーファーのFrederico Moraisとの3人ヒートで対戦。

大会最終日となる9/15(日)に行われるこのヒートで村上舜と和井田理央のどちらが勝つのかに注目が集まる!

 

さらに大会最終日に予定されているメインラウンド7ではKelly Slater、Gabriel Medinaといった2名のワールドチャンプに加え、CTトップランカーのItalo Ferreiraが対戦。

 

下に掲載させて頂きましたISAオフィシャルより届けられた大会最終日のスケジュールをご参照の上、いずれにしても、大会最終日は見逃せないヒートが目白押しとなっている!

 

果たして、村上舜はアジア代表選手枠を獲得することができるのか!?

また、歴史に残るハイレベルな今大会において、ワールドタイトルと共に金メダルを獲得するのは誰なのか!?

LIVEをお見逃しなく!!

 

>>ISA World Surfing Gamesオフィシャルサイト

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ