Photos by yasushi photos. Text by colorsmagyoge.

父に稲葉康宗プロを持ち、一宮正面の目の前に構えるサーフショップ”DEEP SURF”の息子として育ち、今や日本を代表するトッププロサーファーのひとりとしてCT入りまであと一歩という活躍を見せている稲葉玲王。地元のこの波を逃すことなく、チューブに身を潜めつつ、発射台を見つけてはすかさずビッグエアを披露する。Reo Inaba. 

 

高気圧の吹き出しと気圧の谷の影響で頭オーバーのオフショアでチューブもありなグッドコンディションとなった10/8(火)早朝の千葉エリア。

久しぶりのこの波だけに、某ビーチにはトップサーファーたちが集結!

このエリアをホームとする歴代グランドチャンプ田中英義をはじめ、CT入りを目指して世界でしのぎを削る稲葉玲王と、そのブラでもあり同じ歳の良きライバルでもある村上舜をはじめ、日本人WOMENSプロ史上初のQS10000優勝を果たし、CT入りまで王手をかけている都筑有夢路にその兄である都筑百斗、さらには渡辺寛、村田嵐、田中透生といったメンバーたちが繰り広げた10/8(火)モーニングセッションをyasushi photosギャラリーとしてここにお届け!!

スノーボードのハーフパイプか、またはスケートボードのバーティカルかと、思わず目を疑わずにいられない村上舜によるこの鬼の高さのエア。Kelly Slaterを倒して伝説を残したこの男の進化はとどまることを知らないことを痛感せざるを得ない一枚。Shun Murakami.

 

2020年は日本育ちの日本人CTサーファーが誕生する可能性大!そレヲ実現できるのは、先日スペインで開催されたQS10000で日本人WOMENSプロサーファー史上初の優勝を決めた都筑有夢路に他ならない。他の選手たちが国内ツアーで活躍するなか、CT入りというたった一つの夢を掲げて突き進み続けてきた彼女が、その結果を掴み取る日は間近であるに違いない。Amuro Tsuzuki.

 

そんな都筑有夢路の実兄であり、同じくプロサーファーとして活躍する都筑百斗。さらなるスキルアップを目指し、生まれ育った波のない湘南から家族全員で千葉に拠点を移したことから、このエリアは第二のホームと言える場所。Momoto Tsuzuki.

 

歴代グランドチャンピオンのひとりであり、未だ日本のトップオブトップとして君臨し続ける田中英義。生まれ育ったこのエリア周辺の波がパンプすれば、ベストな場所に必ずその姿がある。Hideyoshi Tanaka.

 

左側のチュービーなグーフィーではなく、右側からのレギュラーに狙いを定めて掘れたパワフルなセクションにスタイリッシュなリップアクションをねじ込みまくる村田嵐。クリエイティブなライン取りは村田嵐ならでは。Arashi Murata.

 

左奥の高速チューブを駆け抜けてくるのは宮崎出身で現在はこのエリアに拠点を置く渡辺寛。彼の宮崎でのホームブレイクの波自体がチュービーでパワフルなビーチブレイクであるだけに、こういったコンディションではいつも以上にその真価を発揮する本格派。Kan Watanabe.

 

日本指折りのサーフタウン茅ヶ崎出身の若手プロサーファー田中透生。オーストラリア留学を経てプロ資格を獲得。クレバーな試合運びとそのライディングを武器に、今後さらなる活躍が期待される鬼要チェックなひとり。Toy Tanaka.

 

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ