Ryu Nakamura.
Photos by Nao Miyake & colorsmagyoge. Text by colorsmagyoge.
Kaito Sekimoto.
台風19号が上陸する前日となった10/11(金)。
ビッグウェイブコンテスト”洋之介メモリアルカップ葉山”の開催地であるYone Peakはサイズアップを果たしていた。
この日は洋之介メモリアルカップ葉山の予行練習ということで、ジェットスキーも2台待機する体制の中、セッションは進行。
実行委員のひとりであり、平塚の馬入でサーフショップdepthを営みながらも、colorsmagでもお馴染みのカメラマンとしても活躍する櫻井柾織も水中カメラを片手に駆けつけ、ジェットスキーからの撮影に臨んだ。
また、今回はこの周辺のクラシカルリーフが炸裂した時には必ず撮影しているサーフ界の巨匠横山泰介氏とスノー界の巨匠菅沼浩氏の弟子でもある女性カメラマン三宅菜央ちゃんの写真とcoolorsmagの写真でお届けさせて頂きます。
Masao Sakurai.
この前日は仕事のためセッションに参加できなかった故・佐久間洋之介の実弟であり、”洋之介メモリアルカップ葉山”の発起人でもある佐久間泰介も沖にラインナップ。
今は亡き兄がこよなく愛したこのポイントで、かつて兄が使っていたDROPOUT surfboardsのJason Kashiwaiのガンでこの日に挑んだ。
Taisuke Sakuma.
洋之介メモリアルカップ葉山の招待選手のひとりであり、ワイメアの波も笑顔でライドしてしまう凄過ぎる女性プロボディーボーダー西山千草もこの波を逃さずショーアップ。
「次から次へと子供が生まれてサーフィンの時間がなかなか持てない」
と言いつつ、その人柄から家族や仲間たちに恵まれ、母親とプロアスリートを両立する独自のライフスタイルを築き上げてこそのこの場に身を置くことができる。
Chigusa Nishiyama.
この日1番の波に乗ったのは、洋之介メモリアルカップ葉山のメインスポンサーであるH.L.N.Aのボスであり、プロサーファーで俳優でもある中村竜。
Ryu Nakamura.
そんな中村竜に誘われて、日本が世界に誇るスタイルマスター瀬筒雄太もここに駆けつけてきた。
足を怪我しているとのことで、本調子ではなかったが、ここの波でもそのスタイリッシュぶりには目を奪われてしまうからさすが。
Yuta Sezutsu.
中村竜の仲間で、プロスノーボーダーの鶴ちゃんも、このパウダースノーならぬYono Peakの斜面を滑走。
横乗りは全て繋がっていることを体現するかのごとく、ビッグドロップを連発していた。
Tsuru Chan.
地元湘南のソウルサーファー成田くんも2日間連続でラインナップ。
午後には2ラウンド目もこなし、台風19号の波を堪能した。
Narita Kun.
徐々にサイズアップしてきた午後セッションには関本海渡と田辺楠磨ライが西から車を走らせ到着。
千葉からは、加瀬優が駆けつけ、数名のプロサーファーたちが集結してのセッションとなった。
数年前にはここの波でチューブをメイクしている関本海渡は、この日もチューブを狙う際どいアプローチを披露。
バックドアを得意とし、John John FlorenceやDane Reynoldsたちと西の某河口で繰り広げられた伝説のセッションでも爪痕を残したそのスキルで、この波が持つさらなる可能性を引き出していた。
Kaito Sekimoto.
Kusuma”Rai”Tanabe.
この日の午前中はセット15ftという千葉のショットガンでサーフし、その足でここに到着を果たした新島出身のプロサーファー加瀬優。
無類のビッグウェイブ・チャージャーである。
Masaru Kase.
このエリア生粋のローカルで、自らのブランドK.O surf designのシェイパーであり、リペアマンでもあるカツヤのビッグドロップ。
ハワイにも足しげく通い、ワイメアもライドするほどのビッグウェイブ・フリーク。
この日は自分でシェイプしたボードでこの波をライドした。
Katsuya.
プロサーファーたちが海から上がり、夕方日暮れ前になると、地元葉山周辺をホームとするロコボーイ中村蓮も鎌倉の仲間たちと一緒にショーアップ。
暗くなる寸前の僅かな時間で年に数度しかないここの波の感覚を体に刻み込んだ。
Ren Nakamua.
Shotaro.
台風19号が上陸となったこの翌日の10/12(土)は、できる可能性があったとしても朝のみだということで、早朝にもう一度チェックしようと約束して開催。
果たして、10/12(土)はどんな波となるのか!?