Photos by yasushi photos. Text by colorsmagyoge.

 

台湾のJinzunで開催されたWJCことWSL Junior Chimpionshipsでは、WOMENSで都筑有夢路が見事前人未到の日本人初となるプロジュニア・ワールドチャンピオンに輝いたことはすでにお伝えさせて頂きました。

コンテスト終了後も台湾ではサイズのある波が続いている中、現地時間と日本時間の12/1(日)に都筑有夢路をはじめ、WJC WOMENSで3位となった脇田沙良、そしてWJC MENSを9位でフィニッシュした村田嵐に加え、17位となった矢作紋乃丞に今やプロサーファーとしてだけでなく、日本を代表するコーチのひとりとしても活躍する河村海沙といったメンバーたちが繰り広げたフリーセッションをyasushi photosギャラリーでお届け!!

プロジュニア・ワールドチャンプに輝いた都筑有夢路。プロジュニア・ワールドタイトルはすでにハワイ育ちの日本人プロサーファー前田マヒナが獲得しているが、今回の都筑有夢路は日本育ちの日本人としては初。このパワフルかつ深いボトムターンから繰り出されるクオリティーの高いターンが世界に評価され、歴史に残る快挙に繋がったと言っても過言ではない。Amuro Tsuzuki.

 

今回は惜しくも9位でフィニッシュとなったが、確実に今大会で世界のレベルを肌で感じ、自分の新たな課題を見出したかに見える村田嵐。今シーズンは好調な活躍を見せ、その成長ぶりも目に見張るものがあることから来年の今大会ではさらに上位を狙えるに違いない。さらなる活躍に期待したい!!Arashi Murata.

 

 

世界各国を代表するトッププロジュニアが集結するこのハイレベルな大会において3位入賞を果たした脇田沙良。今回は都筑有夢路の活躍によってその影が薄く感じられるが、彼女が残した結果も賞賛に値する素晴らしいものに他ならない。来年の本イベントでのプロジュニア・ワールドタイトルの可能性が最も高い日本人プロサーファーと言って過言ではない存在であり、また都筑有夢路と共に世界の檜舞台で活躍する日はそう遠くないだろう。Sara Wakita.

 

海のない内陸の町から週末にサーフィン、海に行けない日はスケートボードという環境で育った3KATOこと加藤三兄弟の次男坊でスーパー高校生プロサーファーの加藤翔平。アジア代表選手としてWJCに参戦するなど、今や日本のトッププロジュニアにまで成長を果たし、その急成長ぶりと秘めたるポテンシャルの高さはピカイチな鬼要チェックサーファー。Shohei Kato.

 

パイプラインをライドできる本物のスキルを持ち合わせながらも、小波で行われることが多いJPSAでもしっかりと上位に食い込む実力派プロサーファーでありながら、その経験を活かし、コーチとして若手育成にも力を注ぐ河村海沙もこのセッションに参加。サイズのある波では特に彼のダイナミックなサーフィンが光を放つ。Kaisa Kawamura.

 

エンターテイメント性の高いサーフスタイルでフリーサーファー寄りな気質を持ちながらも、こうしてアジア代表選手としてWJCに参戦し、ISAでは日本代表選手として日の丸を背負って世界と戦い、コンペティターとしても結果を残し始めた今シーズンの矢作紋乃丞。勝つリズムを掴んでしまったら、誰にも止められない存在となる可能性は大!!Monnojo Yahagi.

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ