Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.
ハワイのパイプラインを舞台に開催されていたCT最終戦”BILLABONG PIPE MASTERS”は現地時間の12/19(木)、日本時間の12/20(金)に無事ファイナルまでのスケジュールを消化。
ファイナルはCTランキングトップのItalo Ferreiraと2位のGabriel Medinaの一騎討ちとなり、最後の最後までワールドタイトル争いが持ち越される緊張の展開の中、ヒート開始早々にItaloが1本目として手前で乗った波で7.83ptをスコアすると、それに対抗するかのごとくGabrielが1本目から7.77ptをマーク。
さらにItaloが2本目に6.171ptをまとめてリードを図ると、そのままGabrielに付け入る隙を与えず、6本目の波で7.73ptをバックアップにまとめて優勝!
見事、自身初となるワールドタイトルを獲得した!!
おめでとう!!
「信じられない、普通じゃないです。」Italo Ferreiraは言った。「ひとつのトロフィーを手に入れるために自分の人生を捧げると決めてやってきました。トレーニングと自分のボードをテストするために大会の一月前からハワイ入りしました。なのでこのトロフィーには自分にとって意味のあるものであると同時に言葉になりません。Kelly Slater、Gabriel Medina、Yago Doraをはじめ、この大会を通して戦ったみんなとのヒートは本当にいいヒートでした。みんなから本当に多くの力をもらえたからこそ、毎日頑張ることができました。今シーズンは本当にいろんな意味でアップダウンが激しいクレイジーな年でした。今大会が始まる前、本当に今大会で優勝したいと強く思いました。そして今、その勝利を手にすることができました。今年は本当に自分にとって特別な一年になりました。本当に全てに感謝してます。」
ファイナルでは2×ワールドチャンプのGabriel Medinaを倒し、11×ワールドチャンプで7×パイプマスターのKelly Slaterをセミファイナルで下して見事優勝と共にワールドタイトルを獲得した今回のItalo Ferreira!
ある意味本当に最後までタフな戦いを強いられた中での今回のワールドタイトル獲得はドラマチックなものとなった。
さらに注目のKelly SlaterとJohn John Florenceの2020年東京オリンピックのアメリカ代表枠をかけた争いは、惜しくもJohn John FlorenceがクォーターファイナルでGabriel Medinaに破れてしまったものの、Kelly SlaterがセミファイナルでItalo Ferreiraに敗退したことで2019年CT最終ランキングでJohn Johnが7位、Kellyが8位でフィニッシュすることとなり、見事John John Florenceがオリンピック出場枠をゲット!!
さらに今大会を9位で終え、CTランキング11位でフィニッシュしたJulian Wilsonが、Owen Wrightに引き続くオーストラリア代表選手枠を獲得。
2020年の千葉県長生郡一宮町の志田下に登場するスーパーサーフスターJohn John FlorenceやJulian WilsonをはじめとしたCTサーファーたちの姿を楽しみにしたい!!
2019年MENS CTランキングによって2020年東京オリンピック出場が決定した選手のリストは下記の通り。
The ten provisional qualifiers are:
USA – Kolohe Andino and John John Florence
Australia – Owen Wright and Julian Wilson
Brasil – Italo Ferreira and Gabriel Medina
France – Jeremy Flores and Michel Bourez
South Africa – Jordy Smith
Japan – Kanoa Igarashi
また、今大会を3位でフィニッシュしたキングKelly Slaterが3度目のトリプルクラウン・チャンプに輝いた!
2019年ワールドツアーも数々の歴史に残るドラマを生み出し、無事幕を閉じた。
果たして2020年はどんな一年になるのか!?
BILLABONG PIEP MASTERSのさらなる詳細については下記リンクよりWSLオフィシャルサイトをチェック!!