Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

 

ブラジル出身のビッグウェイバーとして知られるMaya Gabeiraがポルトガルのナザレで乗った73.5ftの波が、サーファーが乗った最も大きな波として世界記録を更新!!

それと共に、WSL cbdMD XXL Biggest Wave AwardsとRedBull Big Wave Awardsも受賞を果たした!!

「この波はWSL Nazare Tow Surfing Contestの期間中に乗った波で、この日はいつもよりもゾーンに入っていました。」Maya Gabeiraは言った。「勇気が湧いてきていて、いつもよりも危険をかえりみない状態になっていた。ロープを手放した時、この波が記録更新の1本になる確信は持てませんでした。スピードが物凄く速くて、波が崩れた時に聞こえてきた音の大きさで、この波が私が今まで乗った中でおそらく最大の波であると気づきました。」

 

Maya Gabeiraはすでにナザレの68ftの波をライドしたことで世界記録保持者であったが、今回の波で自身の世界記録をさらに塗り替えることとなった。

ちなみに付け加えるならば、WSL Nazare Tow Surfing ChallengeはMENSとWOMENSでビジョンが分かれているが、MENSウイナーとなったKai Lennyの記録である70ftすら上回る素晴らしい記録を残した。

まさに世界で最も大きな波に乗ったのは女性サーファーという事実を歴史に刻んだ。

Maya Gabeiraは2013年に一度ナザレで生死を彷徨うワイプアウトに見舞われ、奇跡の生還からのカムバックを果たした経験の持ち主。

 

その計り知れない恐怖を克服し、一度死にかけた海に再びパドルアウトし続け、今回の栄光を掴み取った。

まさにビッグウェイブというサーフィンの究極の世界で、MENSすら差し置いて樹立した今回の世界記録は一生語り継がれる新たなる歴史となった。

Maya Gabeira、本当におめでとうございます!!

WSL Bigest Wave Awardsの結果は下記の通り。

さらなる詳細は下記リンクよりWSLオフィシャルサイトをチェック!!

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RIDE OF THE YEAR
Justine Dupont (Seignosse, France) at Nazaré, Leiria, Portugal on February 11, 2020
Billy Kemper  (Haiku, Hawaii) at Jaws, Maui, Hawaii on January 23, 2020

cbdMD XXL Biggest Wave
Maya Gabeira (Rio de Janeiro, Brazil) at Nazaré, Leiria, Portugal on February 11, 2020
Kai Lenny (Paia, Hawaii) at Nazaré, Leiria, Portugal on February 11, 2020

PERFORMANCE OF THE YEAR
Justine Dupont (Seignosse, France)
Kai Lenny (Paia, Hawaii)

BIGGEST PADDLE OF THE YEAR
Paige Alms (Haiku, Hawaii) at Jaws, Maui, Hawaii on December 12, 2019
Eli Olson (Haleiwa, Hawaii) at Jaws, Maui, Hawaii on December 12, 2019

WIPEOUT OF THE YEAR
Keala Kennelly (Honolulu, Hawaii) at Jaws, Maui, Hawaii on December 12, 2019
The 2020 Red Bull Big Wave Awards are proudly supported by Red Bull and cbdMD.

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>>WSLオフィシャルサイト

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ