RIDER / Keito Matsuoka. Photos by Motoko Kumagai.


 

 

昨日のcolorsTVでお伝えさせて頂きました、松岡慧斗、越後将平、高橋雄治、山本洋一、小嶋OJK海生、熊谷航による真冬の極寒北日本チューブセッション。

【colorsTV】12ptで世界一をつかみ取ったチューブマスター松岡慧斗をはじめ、小嶋海生、山本陽一、越後将平、高橋雄治、熊谷航による真冬の極寒バレルセッション

 

その寒さも吹き飛ぶ激アツセッションの中でも、colorsmag的に最もエグかった松岡慧斗によるフロントサイド・スーパーディープ・チューブを、改めてシークエンスにてここにお届け!!

連続写真にして見るからこそわかるこのヤバさ。

チューブの奥の奥に潜む、フォームボール(Foam Ball)と呼ばれるホワイトウォーター。

この悪魔に捕まると、まるで大きなラウンドハウス・カットバックで思い切りホワイトウォーターにリコシェした際にテールがルースするかのごとく、ボードコントロールが効かなくなり、一瞬の焦りが命取りとなり、チューブの中の恐ろしいポジションでボードごとまくられて波に飲み込まれてしまう。

しかし、チューブの深い深い場所でその悪魔に遭遇しても、冷静かつ絶妙なボードコントロールでバランスを失うことなくメイクしてしまうところこそ、さすが世界が認めた天下無双の日本人プロチューブライダー松岡慧斗と言えるだろう。

さらにこの1本において付け加えるならば、そのフォームボールをメイクした後に待ち受けていたクローズアウトセクションにおいても、その波の変化を瞬時に見極め、踵側のレールを傾けて一気にボトムを目指し、潰されれば背骨粉砕してもおかしくないほどパワフルかつ分厚いリップを交わしぬけているところ。

まさにテイクオフから軸のブレることのないボトムターンからの、すれすれのタイミングでのチューブへのねじ込みから最後の最後に至るまで、わずか数秒の中に何十年間にも渡るチューブの積み重ねが凝縮された超鬼スーパー必見なシークエンスとなっております!!!

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ