RIDER / Keito Matsuoka. Photos by Motoko Kumagai.
昨日のcolorsTVでお伝えさせて頂きました、松岡慧斗、越後将平、高橋雄治、山本洋一、小嶋OJK海生、熊谷航による真冬の極寒北日本チューブセッション。
【colorsTV】12ptで世界一をつかみ取ったチューブマスター松岡慧斗をはじめ、小嶋海生、山本陽一、越後将平、高橋雄治、熊谷航による真冬の極寒バレルセッション
その寒さも吹き飛ぶ激アツセッションの中でも、colorsmag的に最もエグかった松岡慧斗によるフロントサイド・スーパーディープ・チューブを、改めてシークエンスにてここにお届け!!
連続写真にして見るからこそわかるこのヤバさ。
チューブの奥の奥に潜む、フォームボール(Foam Ball)と呼ばれるホワイトウォーター。
この悪魔に捕まると、まるで大きなラウンドハウス・カットバックで思い切りホワイトウォーターにリコシェした際にテールがルースするかのごとく、ボードコントロールが効かなくなり、一瞬の焦りが命取りとなり、チューブの中の恐ろしいポジションでボードごとまくられて波に飲み込まれてしまう。
しかし、チューブの深い深い場所でその悪魔に遭遇しても、冷静かつ絶妙なボードコントロールでバランスを失うことなくメイクしてしまうところこそ、さすが世界が認めた天下無双の日本人プロチューブライダー松岡慧斗と言えるだろう。
さらにこの1本において付け加えるならば、そのフォームボールをメイクした後に待ち受けていたクローズアウトセクションにおいても、その波の変化を瞬時に見極め、踵側のレールを傾けて一気にボトムを目指し、潰されれば背骨粉砕してもおかしくないほどパワフルかつ分厚いリップを交わしぬけているところ。
まさにテイクオフから軸のブレることのないボトムターンからの、すれすれのタイミングでのチューブへのねじ込みから最後の最後に至るまで、わずか数秒の中に何十年間にも渡るチューブの積み重ねが凝縮された超鬼スーパー必見なシークエンスとなっております!!!