Photo by AWM. Text by colorsmagyoge.

 

Cheyne MagnussonやJ.O.Bといった世界の本格派プロサーファーたちが監修に携わったことにより、幅広いタイプの波を生み出すことを実現したAmerican Wave Machine(AWM)によるウェイブプール”静波サーフスタジアムPerfectSwell”が、日本指折りのサーフタウンである静岡県牧之原市の静波から程近い場所に、389日という史上初の最短記録を樹立して完成を果たした。

今回のAWMによる正式発表に伴い、”静波サーフスタジアムPerfectSwell”の試運転段階となる波が公開。

まだその映像が限定公開状態なのでここでお見せすることができないが、プール内の水わずか43%の充填状態の段階ですでに十分なほどの素晴らしい波が生み出されており、100%状態ではさらにパワフルかつライダブルな波となることが予想される。

今回の”静波サーフスタジアムPerfectSwell”には、流体力学的制御の新しい次元を可能にするAWMによる最新の革新的な技術が反映されている模様。

「高性能アプリケーションと学習アプリケーションの両方によって、まったく新しい波の選択につながります。このレベルのコントロールはサーフィンにシフト要素を追加し、全体としてよりダイナミックな波を作成します」

とは、AWMサーフプログラマーのWilliam McFarlandによるコメント。

その他にも新機能としてシステムの電力応答もアップグレードを果たし、リードエンジニアのMiquel Lazaroは、

「スタートアップのテストの結果でパフォーマンスの向上とシステム全体の最適化を確認しています」

と述べた。

気になるオープンの日程については、このコロナ渦によるアメリカから日本への旅行禁止が解除され、PerfectSwell静波がAWMからライセンシー(SSJ)に公的事業の開始を委託された後に発表される予定とのこと。

オープンが楽しみでならない!!

 

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ