Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

 

オーストラリアのナラビーンを会場に開催中のCT第3戦”Rip Curl Narrabeen Classic”は、肩頭サイズのレギュラーグーフィー共に形のいいコンディションに恵まれた現地時間と日本時間の4/18(日)にコンテストDAY2が行われ、WOMENSとMENSの敗者復活戦となるイリミネーション・ラウンドの全ヒートとMENSのラウンドオブ32のヒート12までが無事終了。

注目の五十嵐カノアはこの日の最終ヒートとなったラウンドオブ32のヒート12でDeivid Silvaと対戦。

ニューカッスルで開催されたCT第2戦では敗北を喫した相手だけに、油断できない状況の中、先手必勝のごとく1本目の波から6.33ptをマークしてリードを図る五十嵐カノア。

良い波を待つDeivid Silvaも2本で5.50pt、さらに3本目では5.70ptとスコアを伸ばし、ここで僅差ながら逆転となり1位へ。

逆転を狙って積極的に波を掴む五十嵐カノアがなかなかスコアを伸ばせず、ハラハラする状況が続く中、6本目に掴んだ波で5.13ptをマークして逆転返しに成功!

見事CT第2戦での雪辱を果たす形でラウンドオブ16へと駒を進めた!!


Kanoa Igarashi.

 

迎えるラウンドオブ16ではヒート6でJack Robinsonと対戦予定。

さらなる快進撃に期待したい!!

 

また今大会にワイルドカードで出場する注目の3×ワールドチャンプMick Fanningは、敗者復活戦となるイリミネーション・ラウンドのヒート1でJaremy Floresに次ぐ2位のポジションで歴代グランドチャンプ唐沢明美プロの息子Connor O’Learyを抑えてラウンドアップ。


Mick Fanning.


Connor O’Leary.

 

 

迎えたラウンドオブ32のヒート9では、2019年ワールドチャンプで現在CTランキング1位のItalo Ferreiraと対戦となり、その快進撃が期待されたが、コンディションを選ばずネクストレベルなライディングを連発するItalo Ferreiraの勢いを止めることはできず、惜しくもここで敗退となった。


Italo Ferreira.

 

WOMENSのイリミネーション・ラウンドではヒート1でワールドチャンプTyker Wrightが順調に勝ち上がった中、続くヒート2ではJohanna Defayがこの日のハイエスト・トータルスコアとなる16.66ptをマーク。

ナラビーンのグーフィーでソリッドなリップを連発し、シングルスコアにおいてもハイエストとなる8.33ptを2本叩き出し、会場は大盛り上がりとなった。


Johanna Defay.

 

CT初デビューを飾った都筑有夢路は、迎えるWOMENSラウンドオブ16のヒート5でCaroline Marksと対戦予定。

日本にも違い波のコンディションであるだけに日本人サーファーには見どころ満載であり、日本人サーファーにもチャンスが大きいと言える今大会における五十嵐カノアと都筑有夢路のさらなる快進撃に期待したい!!

【WOMENS ROUND OF 16】

 

【MENS ROUND OF 16】

 

迎える日本時間の4/19(月)午前5:45にはネクストコールが発表予定となっており、コンディションが十分であればコンテストDAY4がオンとなり、消化し切れなかったMENSのラウンドオブ32のヒート13からヒート16まで、もしくはWOMENSのラウンドオブ16からスタートすることが予想される。

【MENS ROUND OF 32 Heat13-16】

 

果たして、世界が注目する本ビッグイベントを制するのは誰なのか!?

お見逃しなく!!

 

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ