東京五輪サーフィン競技は、台風8号によるグランドスウェルでオーバーヘッドまでサイズアップした千葉県長生郡一宮町の志田下こと釣ヶ崎海岸を会場に7/26(月)にコンテストDAY2がスタート。

女子では都筑有夢路がTatiana Weston Webbを下してクォーターファイナルへと駒を進めた中、午後一番のスケジュールで行われたラウンド3のヒート1に五十嵐カノアが登場。

インドネシア代表の和井田理央と対戦となり、ヒート前半に掴んだ3本目の波で早くも8.00ptのエクセレントスコアを叩き出して流れを掴むと、4本目の波では6.00ptのゴッドスコアをマーク。

ヒート中盤、逆転を狙う和井田理央がフロントサイドのフルローテーション気味なエアリバースをメイクして5.83ptをマークすると、3ターンを交えたライディングを決めた本8本目の波では6.17ptをスコア。

逆転に必要なスコア7.84ptのところまで詰め寄ってくるものの、これ以上スコアを伸ばすことができず試合終了。

世界のトップとしての力を見せつける形で五十嵐カノアがクォーターファイナルへと駒を進めた!

 

ラウンド3のヒート6では大原洋人がポルトガル代表のMiguel Tudelaと対戦。

1本目の波で4.50ptをマークしたMiguel Tudelaに対し、なかなかいい波を掴めず、6本目の波でようやく4.33ptをマークした大原洋人は依然リードを測られたまま、さらにMIiguel Tudelaがバックサイドで5.13ptを叩き出してベストスコアを塗り替えると、残り3分を迎えた時点で逆転に必要なスコア5.30ptと絶体絶命の状況に追い込まれる。

もはやここまでかと思われた中で迎えた試合終了間際、大原洋人がミドルで掴んだ波でいちかばちかのエアリバースを試みると、これをビタビタでメイクして5.67ptをマーク!!

見事土壇場で大逆転に成功を果たし、クォーターファイナル進出を決めた!!

最後まで諦めない強い気持ち、そしてホーム志田下の女神が微笑んだかのごとく神がかった一勝となった!!

おめでとう!!

 

 

迎えるクォーターファイナルではヒート3でワールドチャンプItalo Ferreiraと対戦予定。

五十嵐カノアはヒート1でKolohe Andinoと対戦予定となっている。

 

上陸予想となっている台風8号の影響次第では、7/27(火)はレイデイとなる可能性は高いが、迎えるコンテストDAY3でも、都筑有夢路を含め勝ち上がっている日本代表選手たちのさらなる快進撃に期待したい!!

Go Japan!!!

 

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ