Movie by WSL. Text by colorsmagyoge.

 

50歳を目前にパイプでのCT開幕戦を制したKelly Slater!

親子ほど年齢差のある若い選手たちばかりのワールドツアーにおいて、世界のチューブの聖地として知られるパイプの波で優勝を果たしてしまうというその偉業ぶりは、まさにキング・オブ・サーフィンそのものと言って過言ではないだろう。

そんなKelly Slaterが、世界を震撼させたパイプでの優勝で使っていたのが、Kelly Slater自身がプロデュースするEndor Finのクアッドセッティング。

 

カーボンツイルと超軽量の不織布カーボンベール、そしてリサイクル素材を混合したPET素材を組み合わせることによって従来よりもレジンの使用量を少量に抑え、エンジニアリングされたフレックス性を兼ね備えた吸水率ゼロの水に浮く世界最先端素材を使ったEndor Finが、他のどの選手よりもチューブの奥に長くステイしてスピッツアウトしてきていたKelly Slaterのライディングに、1エッセンスを与えていたことは言うまでもないだろう。

まさにこれ以上の進化が想像できなかったフィンに革命を起こしたEndor FInの存在こそが、今回のKelly Slaterの優勝を後押しした一因だった。

 

その力のある曲線からなるKelly Slaterならではのテンプレートは、速くてルースでありながら、素晴らしいホールド性を発揮。

フロントフィンとリヤフィンの2つの異なるフレックスパターンを持ち合わせいるのも特筆すべき点となっている。

フロントフィンは大きなベースと高さを持ち、そこにカーボンファイバーの材料を組み合わせることで、各ターンの度にウィッピングな感覚と推力を生み出すデザインとなっており、一方のセンターフィンは、サイズが小さめで短めのベースを持ち、コントロール性を維持するための硬直性を維持しているカーボンテンプレートを組み込む事によって、早いテールリリースを可能としている。 

 

 

Kelly Slaterデザインによるスラスター(トライフィン)がスモール、ミディアム、ラージ。それに加えて5フィンのミディアムとラージの全5タイプのプロダクトが、FCSllとFuture用共に揃ってラインナップ。※FCSタイプはFCS2プラグに隙間なくセッティング可能になりネジで固定するタイプ。

 

>>ENDORFINオフィシャルサイト

>>問合せ先:FIREWIRE Japan

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ