Movie by Josh Pomer. Text by colorsmagyoge.

 

まだエアがスタンダードなサーフィンとして認められていなかった90前半から中盤にかけて、ショービットやバリアル、チョップホップ180°といったスケートライクなテクニックを波の上で再現し、世界中に衝撃を与えたJoe Crimoが47歳にして突然この世を去った。

 

「Joe Crimoのファンだったし彼からは本当に影響を受けた。」現在はWSLのコメンテイターをつとめるプロサーファーのChris Coteは言った。「Joeはポップショーヴィットやバリアルといったスケートスタイルのトリックをいち早くサーフィン取り入れた初期のイノベイター。彼は時代を遥かに超えていたから、当時の主流メディアや普通のサーフィンが好きなサーフファンたちからは批判されることが多かった。そんな彼をWhat’s really going on & wrongといったサーフムービーで映し出し、世界中にJoe Crimoの才能を知らしめてくれた…lostには感謝している。突然の彼の死に悲しみに溢れています。」

 

 
 
 
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イースト・ロサンジェルスで9歳の頃からコカインを吸って育ち、ギャングの兄弟が刑務所に入れられた後、サンクレメンテに移住。

サーフィンと共に更生した。

が、結局どこかで歯車が狂い、コカインから覚醒剤へと手を伸ばし、刑務所を出たり入ったりを繰り返した。

90年代に一時代を築き上げたサーフスターの、あまりにもロックンロールで衝撃的な短い人生。

死因は定かではないが、現在そんなJoe Crimoが残した幼い子供、Joseph Crimoのために支援を募っている模様。

Rest In Paradise Joe Crimo.

 

>>SPOTFUND for Joseph Crimo

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ