Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

 

2024年パリオリンピックのサーフィン会場であるタヒチのチョープーで開催中のCT第10戦”Outerknown Tahiti Pro”は日本時間の8/19(金)にコンテストDAY3が行われ、エクセレントなコンディションの中、MENSのオープニングラウンドのラウンドオブ16の全ヒートまでを消化。

CTランキング6位のポジションでワールドチャンプ決定戦”WSL FINAL”出場権の最低条件であるCTランキング5位入りを賭けて本ビッグイベントに挑む注目の五十嵐カノアは、オープニングラウンドで2位となって敗者復活戦であるイリミネーション・ラウンドのヒート2でSeth Monizに勝利し、迎えるラウンドオブ16のヒート7ではJadson Andreと対戦。

【Opening Round Heat6】

 

【Elimination Round Heat2】

 

2本目に5.83pt、3本目に6.00ptをまとめた五十嵐カノアであったが、2本目に7.67ptのグッドスコアを持っていたJadson Andreが5本目に5.73ptをマークすると、五十嵐カノアが逆転に必要なスコア7.41ptという状況に追い込まれる。

ラウンドオブ16のヒート3でCTランキング5位のGriffin Colapintoが敗退となっていたことから、このヒートに勝てれば五十嵐カノアがCTランキング5位にジャンプアップし、”WSL FINAL”出場権を獲得できるという重要なこの一戦において、まさに窮地に立たされながらもプライオリティーを持ってじっくりといい波を待ち続ける五十嵐カノア。

そんな状態で迎えた残り2分。

このタイミングで入ってきたセットの波を掴んだ五十嵐カノアは、フォームボールすれすれのチューブの奥深くに身を包み、見事この難しいバレルをメイク!!

9.70ptのエクセレントスコアを叩き出し、最後の最後で感動の大逆転を果たして見事クォーターファイナル進出を果たした!!

【Round of 16 Heat7】

 

 

Filipe Toledo、Jack Robinson、Ethan Ewing、Italo Ferreira、そして五十嵐カノアの5名がワールドチャンプを賭けて戦う”WSL FINAL”は、カリフォルニアのロウワー・トラッセルズを舞台に、9/8(火)から9/16(金)をコンテスト期間に開催予定。

 

またしても日本のみならず世界中のファンたちの心を震わせる活躍を魅せてくれた五十嵐カノアがWSL FINALでさらなる快進撃を魅せ、ワールドチャンプに輝いてくれることに期待したい!!

Go Kanoa!!!

Go Japan!!!!!

また、日本とオーストラリアの国旗を背負って戦うConnor O’learyはオープニングラウンドを1位でラウンドアップ!

 

しかし、迎えたラウンドオブ16のヒート4でKelly Slaterに敗退。

本イベントを9位でフィニッシュした。

 

 

来シーズンのCTでのさらなる活躍に期待したい!!

Go Connor!!!

Go Japan!!!!!

さらなる詳細は下記リンクよりWSLオフィシャルサイトをチェック!!

 

>>WSLオフィシャルサイト

 

 

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ