Movie by WSL. Text by colorsmagyoge.

 

オーストラリアのウインキーポップを舞台に、現地時間と日本時間の4/11(火)にCT第4戦”Rip Curl Pro Bells Beach”のファイナルデイが無事終了となった。

MENSはEthan Ewing、WOMENSはTyler Wrightが優勝を飾った中、注目の五十嵐カノアは9位で、Connor O’learyは5位で今大会をフィニッシュした!

五十嵐カノアはラウンドオブ16のヒート8でGriffin Colapintoと対戦。

Griffin Colapintoが1本目から9.33ptのエクセレントスコアを叩き出すと、2本目には7.00ptのグッドスコアをバックアップとしてまとめてヒートの流れを掴む展開の中、逆転を狙う五十嵐カノアも残り8分で掴んだ3本目で大きなスプレーをあげるパワフルなリップからエアリバースでフィニッシュするライディングで8.50ptのエクセレントスコアを叩き出し、逆転に必要なスコア7.84ptまで詰め寄るが、残り1分を切った時点で掴んだ5本目の波でエアリバースでフィニッシュするライディングを決めるがこれが6.60ptとあと一歩及ばず、最後まで勝負の行方がわからないエキサイティングな見せ場を作りながらも、惜しくもここで敗退となってしまった。

 

ラウンドオブ16のヒート5でCTランキング1位のJack Robinsonに勝利したワイルドカードで出場のXavier Huxtableを抑えてラウンドアップしたConnor O’learyは、迎えたクォーターファイナルのヒート3でJohn John Florenceと対戦。

 

ヒート前半から積極的に波を掴んで調子を上げていくJohn John Florenceは4本目に6.50pt、さらに6本目にも6.50ptをビルドアップしていく中、対するConnor O’laeryは1本目に5.77pt、2本目に5.67ptをスコアしたものの逆転には及ばず、惜しくもここで敗退となってしまった。

 

今大会でMENS優勝を果たしたEthan Ewingはラウンドオブ16でGabriel Medina、クォーターファイナルではJackson Baker、セミファイナルではFilipe Toledoといった2名のワールドチャンプを下し、ファイナルではRyan Callinanを相手に圧倒的な強さを見せつけた。

 

この一勝をあげたことによってCTランキング6位上げて4位に浮上!!

最終CTランキング5位以内の選手のみが出場できるワールドタイトル決定戦”WSL FINALS”出場を射程距離内に収めることとなった。

今大会終了後のMENS CTランキングは下記の通り。

 

さらにWOMENS優勝のTyker WrightはクォーターファイナルでCarissa Mooreを、セミファナルではStephanie Gilmoreといった2名のワールドチャンプを抑え、勢いに乗っている若手CTサーファーのMolly Picklumと対戦したファイナルを制し、2年連続ベルズでの優勝を飾った。

 

「兄のOwen Wrightが引退するということで自分にとっても大きな意味のある一週間でした。今回の優勝は本当に特別なものになりました。Owenには素晴らしいキャリアを持つトップアスリートであり、常に頭の怪我に対するトラウマを抱えていたので、彼がここでフィニッシュするのを見るのは本当にクールな出来事でした。」 by Tyler Wright.

今大会を機に引退となった実兄であるOwen Wrightに捧げる歴史に残る一勝となったことは言うまでもない。

下記は今大会終了後のWOMENS CTランキング。

 

迎えるCT第5戦”Western Australia Margaret River Pro”は、ウエスタンオーストラリアのマーガレットリバーを舞台に、現地時間と日本時間の4/20(木)から4/30(日)までをコンテスト期間に行なわれる予定。

果たして、五十嵐カノア、Connor O’leary、和井田理央といった日本とゆかりの深い選手たちはどんな活躍を見せてくれるのか!?

その快進撃に期待したい!!

Go Japan!!!

 

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ