Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.
WSL史上初開催のWave Parkを舞台に、すべてのイベントにおいて日本人選手がタイトルを総なめにするという素晴らしい結果を歴史に刻んだQS戦”Siheung Korea Open”
韓国のWave Parkのパーフェクトな人工波を舞台に、男女共にQS3000とLQS1000が同時開催されていた”Siheung Korea Open”は現地時間と日本時間の11/19(日)にファイナルデイが無事終了。
注目の日本人選手の活躍は、MENS QS3000で西慶司郎が、WOMENS QS3000では都筑有夢路が、MENS LQS1000では浜瀬海が、WOMENS LQS1000では田岡なつみが優勝!!
すべてのイベントにおいて日本人選手がタイトルを総なめにするという素晴らしい結果となった!!
都筑有夢路がCTレベルのパワーサーフィンで今大会のハイエストスコアとなる9.50ptをマーク!4度目のQS優勝を飾る!!
台湾でのQS5000で優勝を果たした脇田紗良をセミファイナルのヒート1で抑えてファイナル進出を果たした都筑有夢路は、ファイナルで野中美波と対戦。
両者ともにライディングを重ねるたびにスコアを伸ばす接戦となった中、4本目の波で都筑有夢路が8.60ptをマークすると、野中美波が痛恨のワイプアウト。
ここで一気にゾーンに入った都筑有夢路は6本目の最後の波でCT仕込みのパワフルなリップを連発し、今大会におけるハイエスト・シングルスコアとなる9.50ptをスコア!!
さらにはWOMENS QS3000におけるハイエスト・トータルスコアとなる18.10ptを叩き出して見事優勝をさらった!!
「最高の気分です」と都築有夢路は語った。 「親友である野中美波とファイナルで対戦できたことを嬉しく思います。いい思い出になりました。」
WOMENS QS3000の大会結果は下記の通り。
【WOMENS QS3000】
優勝:都築有夢路
2位:野中美波
3位:脇田紗良、松田詩野
5位:中塩佳那、都築虹帆、松岡亜音、Sky Brow
最後の波で9.15ptを叩き出した西慶司郎が、次々と日本のトッププロたちを倒した実力派コーリャン・アメリカンKyan Yangに大逆転を果たして優勝!
MENS QS3000のファイナルは2年連続グランドチャンプの西慶司郎とコーリャン・アメリカンのKyan Yangとの対戦。
1本目から8.00pt、2本目には8.65pt、そして3本目には9.40ptをスコアしたKyan Yangが大幅にリードする流れの中、西慶司郎も3本目に9.10ptをスコアしてその差を縮める。
カリフォルニアのエンシニータス育ちのKyan Yangは、ソリッドかつ切れ味鋭い安定感あるバックサイド・リップを武器にクォーターファイナルでは金沢呂偉を、セミファイナルでは松下諒大を抑えるなど、日本のトッププロサーファーたちを次々と粉砕してきた実力派で、このファイナルにおいてもその勢いを止めることはできないのかと思われたが、西慶司郎が最後の逆転のチャンスとなる6本目の波で9.15ptを叩き出してまさかの大逆転劇を展開!
さすが2年連続グランドチャンプ西慶司郎ならではの鋼のメンタルでその実力を出し切り、2017年以来自身2度目となるQS優勝を勝ち獲った!
MENS QS3000の大会結果は下記の通り。
【MENS QS3000】
優勝:西慶司郎
2位:Kyan Yang
3位:大原洋人、松下諒大
5位:大音凛太、金沢呂偉、Dhany Widianto、Ketut Agus
LTサーファーとして世界に認められる田岡なつみがその圧倒的強さでLQS通算6勝目を挙げる!
WOMENS LQS1000のファイナルはLTサーファーとして活躍する日本が世界に誇るトッププロロングボーダー田岡なつみが、井上桜、Dhea Novitasari、Shiela Mea Convivtoと対戦。
大会を通して一際光るそのワールドレベルのスキルでファイナルにおいても8.25pt、7.80ptをスコアした田岡なつみが他の追従を許さぬ形で見事優勝を飾った!
田岡なつみは「初めてきたこの場所で優勝できてとてもうれしいです。自然の波とはまったく違って緊張しましたが、ここでたくさん練習してきた甲斐がありました。本当にここの波が大好きです。」と優勝インタビューでコメントを残した。
WOMENS LQS10000の大会結果は下記の通り。
【WOMENS LQS10000】
優勝:田岡なつみ
2位:Dhea Nobitasari
3位:井上桜
4位:Shiela Mae Convicto
MENS LQS1000は4×グランドチャンプ浜瀬海が自身初となるLQS優勝を決め、世界に十分通用するその実力を証明!
MENS LQS1000のファイナルは田岡なつみと同様にLTで活躍するワールドレベルのスキルを持つ井上鷹と、4×グランドチャンプ浜瀬海、韓国のKanoa Palmiano、Kim Dongkyunといった4名の対戦。
ワールドクラスの波では世界が認める実力を発揮する井上鷹の活躍にも注目が集まる中、Wave Parkの人工波のリズムを掴んだ浜瀬海が3本目と6本目の波で9.10ptをマーク!
1本目の波で7.75pt、3本目の波で8.15ptのエクセレント・スコアをまとめたKanoa Palmianoを2位に、世界の井上鷹を3位に抑えた浜瀬海が、見事自身初となるLQS優勝を勝ち獲った!!
MENS LQS1000の大会結果は下記の通り。
【MENS LQS10000】
優勝:浜瀬海
2位:Kanoa Palmiano
3位:井上鷹
4位:Kim Dongkyun
WSL史上初開催地となった韓国Wave Parkを舞台に開催された”Siheung Korea Open”は、すべてのイベントにおいて日本人選手が優勝を果たすという素晴らしい結果で幕を閉じ、歴史に爪痕を残した。
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