Movie & Photos by ISA. Text by colorsmagyoge.

Girls U-18の松岡亜音が世界初の日本人女性サーファーとしてISA金メダルを獲得!Boys U-18で4位の岩見天獅が銅メダルを獲得!!

ブラジルのリオデジャネイロを舞台に開催中となっているISA World Junior Surfing Championship(WJSC)は、現地時間の12/1(金)、日本時間の12/2(土)にコンテストDAY7が行なわれた。

コンテスト最終日となったこの日は男女共に18歳以下U-18と16歳以下U-16のFINALまでの全スケジュールを消化。

じっくりと良い波を待ち、着実にハイスコアをGirls U-18を制し、日本人女性サーファーとして初のISA金メダルを獲得!

Anon Matsuoka.

Girls U-18で金メダルを獲得した松岡亜音は、メインラウンド5のヒート3では早朝の波数の少ないコンディションの中でもグッドスコアを2本まとめ、2位でラウンドアップ。

迎えたセミファイナルを1位で勝ち上がると、ファイナルでは他の選手たちに翻弄されることなくじっくりと良い波を待ち続けて着実にスコアを重ね、安心感すら感じさせる余裕ある試合運びとそのサーフィンで見事日本人女性サーファーとして初のISA金メダルを獲得した!


Boys U-18ではファイナル進出を果たした岩見天獅が4位で銅メダルを獲得!セミファイナルで3位敗退となった渡邉壱孔が5位と健闘!

Ikko Watanabe.

クォーターファイナルを共に1位で勝ち上がった岩見天獅と渡邉壱孔は、アンラッキーにもセミファイナルで同じヒート1に組み込まれることに。

ここで何とかワンツー・フィニッシュを決めて欲しいところであったが、Kai Odriozolaが8.90ptのエクセレント・スコアを叩き出していたことから2位争いを強いられる流れとなってしまい、接戦の末、わずか0.10pt差で岩見天獅が2位でファイナルへ進出を決め、3位で敗退となった渡邉壱孔は今大会を5位という好成績で終えた。

Tenshi Iwami.

岩見天獅のさらなる快進撃に期待がかかる中でスタートしたファイナルであったが、海とのリズムが合わず、良い波をまったく掴むことができず、実力を出し切れないままヒートは終了。

本人としても悔しかったに違いないが、今大会において4位という素晴らしい成績を残してくれた。


Boys U-16では岡野蓮が5位、小野里弦が13位でフィニッシュ。

Boys U-16ではクォーターファイナルのヒート4で小野里弦と岡野漣の2名が同じヒートで対戦。

ここも何とか波乗りジャパン2名共に勝ち上がってもらいたいところであったが、1本目から6.33ptをマークして流れに乗った岡野漣が1位でラウンドアップを果たしたのに対し、波運に恵まれなかった小野里弦はまったく良い波を掴めないままここで敗退。

波に乗ることさえできればハイスコアを出せる実力を持つ小野里弦だけに惜しまれる結果となってしまったが、今大会で13位という結果を残してくれた。


迎えたセミファイナルでの岡野漣の快進撃に期待がかかったが、9.83ptを叩き出したHans Odroozolaと5pt台のグッドスコアを2本まとめたGuilherme Lemosが試合を大幅にリード。

逆転を狙って掴んだ4本目の波で6.07ptをマークしたもののあと一歩及ばず、惜しくもここで敗退となり、今大会を5位でフィニッシュすることとなった。

Ren Okano.

コンテストDAY8は日本時間の12/2(土)22:00よりライブスタート!国別チーム戦、Aloha Cupが開催予定!

こうして無事全スケジュールを終えたISA World Junior Surfing Championshipは、日本時間の12/2(土)22:00よりライブがスタート予定。

国別チーム戦、Aloha Cupが開催されたあと、その結果次第で国別最終ランキングが正式に決定となる。

現時点で国別ランキング3位に着けている波乗りジャパンこと日本代表チームは、現在1位のブラジルとわずか275pt差しか離れていないので、Aloha Cupの結果次第では充分金メダルを獲得できる可能性を秘めている。

国別ランキング(12/2(土)時点)
Gold – Brazil
Silver – USA
Bronze – Japan
Copper – Australia



【大会結果】

Girl’s U/18
Gold – Anon Matsuoka (JPN)
Silver – Kohai Fierro (TAH)
Bronze – Candelaria Resano (NCA)
Copper – Zoe Chait (USA)

Boy’s U/18
Gold – Ryan Kainalo (BRA)
Silver – Francisco Ordonhas (POR)
Bronze – Kai Ordriozola (ESP)
Copper – Tenshi Iwami (JPN)

Girls U/16
Gold – Sierra Kerr (AUS)
Silver – Lanea Mons (USA)
Bronze – Eden Walla (USA)
Copper – Clémence Schorsch (FRA)

Boy’s U/16
Gold – Hans Odriozola (ESP)
Silver – Lukas Skinner (ENG)
Bronze – Guilherme Lemos (BRA)
Copper – Ryan Coelho (BRA)


果たして、波乗りジャパンはAloha Cupで優勝を果たし、国別金メダルを獲得することができるのか!?

Go Japan!!!

LIVEをお見逃しなく!!



>>ISAオフィシャルサイト




yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ