Movie by Giantes de Nazare, Above Creators. Text by colorsmagyoge.

Lucas Chiancaによるギネス新記録更新の可能性を秘めた1本。
2020年にSebastian Steudtnerが乗り、現在ギネス世界記録に認定されている1本。

「本当に危険だった。物凄い量の水が動いていた。Sebastianと僕が沖に出た時、そこには100ft以上のアウターピークがあった。それは正気の沙汰ではなかった。」とこの日の海の様子を振り返るLucas Chianca。「波がデカ過ぎてボトムにたどり着くことすらできなかった。ドロップして、ドロップして、ドロップして、ひたすらボトムを目指した。間違いなく今までで一番デカい波だった」と世界新記録の可能性を秘めた1本について語る。

世界一のビッグウェイブで知られるポルトガルのナザレに、現地時間の2/24(土)今シーズン最大級となるXXXLサイズの波が押し寄せ、ナザレのビッグウェイブ・ワールドチャンプとして知られるLucas Chiancaをはじめ、世界一大きな波に乗ったギネス最高記録保持者であるドイツ出身のSebastian Steudtner、Kalani Lattanzi、Gabriel Sampaioといった世界指折りのビッグウェイバーたちがその記録的な大波にチャレンジした。

インスタグラムやYoutubeを中心に世界中の話題をさらったその日の映像の中でも、Lucas Chiancaが掴んだ1本の波が、2020年にSebastian Steudtnerが乗ったギネス世界記録を更新する可能性を秘めていると物議を呼んでいる。

ポルトガルのナザレで現地時間の2/24(土)に繰り広げられた歴史に残るXXXLサイズ・セッション(SURFERS:Lucas Chianca、Sebastian Steudtner、Kalani Lattanzi、Gabriel Sampaio)


果たして、Lucas Chiancaのこの1本は、世界新記録に認定されるのか!?

その結果が出るまでにはまだ時間がかかりそうであるが、いずれにしても歴史に残るこの1本が世界中を震撼させていることは言うまでもない。

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ