Photo by Norimoto Ichikawa.
日本サーフィン発祥の地であり、日本一混んでいるサーフポイントとして知られるほど通年多くのサーファーが集まる湘南の鵠沼。
夏はビーチに海の家も建ち並び、多くの海水浴客も訪れる中、近年のマリンスポーツ愛好家の増加に伴い、今年はサーフィン可能な”マリンスポーツエリア”と”海水浴エリア”を分けるために設置される白杭の位置を変更し、海水浴場期間中の鵠沼海岸側「マリンスポーツエリア」を拡大することが決定となった。
下記は、鵠沼海岸を有する藤沢市で市議会議員をつとめる元祖サーファー市議会議員としても全国的にその名が知られる佐賀ワキ氏によるコメント。
「白杭の設置位置が変わります!
海水浴場期間中の鵠沼海岸側「マリンスポーツエリア」拡大について
藤沢市、江の島海水浴場協同組合、特定非営利活動法人西浜サーフライフセービングクラブ、藤沢市サーフィン協会による協議の上、近年のマリンスポーツ愛好者の増加における夏期海水浴場期間中のマリンスポーツエリアの混雑緩和を目的として範囲を拡大します。
サーファーフェンスいわゆる“白杭”の設置位置を変更することになりました。
具体的には去年までの設置位置から、江の島側に白杭を40m移しマリンスポーツエリアを拡大します。
また、設置当初は海岸に対して垂直であった白杭が、長い年月により地形が変化したことで海岸に対して斜めになっていました。砂浜側と海面側との境界が曖昧になり、ライフセーバーの業務に支障をきたしていたことから、今年から垂直に戻します。
1961年に鵠沼海岸でサーフィンが始まり、その後に安全対策のためマリンスポーツエリアが設けられることになります。
白杭の位置が移動されることになるのはマリンスポーツエリアが設定されて以来、半世紀以上の歴史の中で今回初めてのことです。
夏の海岸を海水浴客だけでなく、様々な方達により快適に安心安全に楽しんでいただきたいという海水浴場組合を始め関係者のご理解のもと、2019年のエリア規制の時間変更に続き、私たちサーファーの長年の思いがまた一つ実現することになります。
なお、設置は6月中の大潮に合わせて行われます。
今後も安全な救護活動の確保、利用状況、また砂浜面積の変化、潮位などの自然状況によりマリンスポーツエリアが変更することもありますが、多様化する海岸の利用形態に対応し、水辺の事故やトラブルの防止のために、引き続き安心安全な海岸の環境づくりに取り組んでまいります。
今年もルールやマナーを守ってサーフィンを楽しみましょう!」