Photos & Text by BILLABONG Japan.

6月16日。

海開きを目前にBILLABONGと江ノ島西浜サーフライフセービングクラブが第3回目となる共同ビーチクリーン・イベント”PROJECT THE PLACE WE PLAY”を開催した!

海での安全とビーチの美化を啓蒙するために、江ノ島周辺の清掃活動を実行。

自分たちのフィールドである海、そして地球に対する愛。

その想いを行動でしめし、湘南から全国に発信していく!

BILLABONGと江ノ島の西浜サーフライフセービングクラブ(SLSC)は湘南・江ノ島の海をフィールドとする者同士としてさまざまな形で親睦を深めてきた。

片瀬東浜海水浴場、片瀬西浜・鵠沼海水浴場の今年の海開きは7月1日。

その日から9月1日まで約2か月間の遊泳可能時間はSLSCのパトロールメンバーが常駐し、海で遊ぶ人たちを見守ってくれる(詳細は本記事の最後を参照)。

多くの人が江ノ島界隈に訪れる夏本番を前に、海での安全とビーチの美化を啓蒙するため、BILLABONGとSLSCが今年で3回目となる大規模な清掃活動を行った。

参加者は江の島海水浴場協同組合、江ノ島電鉄株式会社、カリフォルニアジェネラルストア、岩崎学園、NAMIMATIの有志たち。

実は、海に落ちているゴミの大半は街中から川や用水路を伝って流れ出ている。

そこで江ノ電江ノ島駅から江ノ島へ向かう通称「すばな通り」、そして江ノ島に渡る橋のふもとを回る2つのグループに分かれてゴミを拾うことに。

みんなで街の中を練り歩きながらゴミを拾っていると、地域に暮らす方々や大勢の観光客が振り返る。

西浜SLSCのメンバーはBILLABONGとコラボレーションしたユニフォームを着用している。海辺の環境美化に対する意識が、私たちの活動を偶然目にした人たちまで広がっていく。

自分たちが遊ぶ場所を守っていることを実感できる有意義なシティクリーンとなった。

当日は片瀬西浜の川寄りに集合。2002年の開店以来タッグを組んでいる、BILLABONGと西浜SLSCが中心となり、約60名が集まった

西浜SLSC環境イベント委員会理事の新井大介さんが指揮をとってイベントが始まった

片瀬西浜では、西浜SLSCのジュニアチームが毎日海と触れ合っている
西浜SLSCの歴史は古く、活動開始は1963年。60年以上毎年夏の水難救助活動を行っている日本でもっとも伝統のあるライフセービング団体だ。BILLABONGは西浜SLSCのビーチウェアを提供している

二手に分かれてシティクリーンを開始!こちらは江ノ電江ノ島駅から江ノ島に繋がるすばな通りを行くグループ

目を凝らしてていねいにクリーンナップ。風に舞ったゴミは生垣や植込みに溜まりやすい。街中に落ちたゴミは転がったり人に踏まれるなどして細かくなり、側溝などを伝っていずれ海にたどり着く。拾える大きさのうちに拾うことが大切だ。

ビーチからゴミを拾いながら歩き、江ノ電江ノ島駅に到着! 
もうひとつのグループは江ノ島に渡る橋の周辺でゴミを拾った。街中のゴミは排水溝から川を通じ、海へと流れ着く。河口付近には海からの大きな漂流物が落ちていることも少なくない。宝探しのような気分で、楽しみながらシティクリーン!

片瀬西浜はふだんから多くの団体がビーチクリーンを行っている。そのため浜辺にはゴミが少なかった。集めたゴミを分別する。空き缶、ペットボトル、タバコの吸い殻、ビニールのパッケージの破片が多かった。
7校の専門学校と1校の大学院大学を中心に幅広い教育活動を展開している横浜の学校法人、岩崎学園のメンバー。「BILLABONGのプロライダー、松田詩野さんをサポートしているご縁で今回のシティクリーンに参加したんです。うちの学生にとっていい経験になりました」と経営企画部企画課課長の古川智美さん(写真右端)
湘南を拠点にSDGsに関わる活動をするZ世代グループ、NAMIMATI(なみまち)代表の齋藤克希さん。「一度ゴミ拾いに来た人は環境問題への関心が高まり、きっとポイ捨てはしません。次は今回参加できなかった友人や知り合いをみんなが連れてきて、さらに輪が広がったらいいと思います」

カリフォルニアジェネラルストアのディレクター、清水 学さん。「みんなで協力して、きれいな街づくり、そしてきれいな海へつなげていきたいです」

江ノ島電鉄株式会社の経営管理部地域共創担当、大木さん。「江ノ電はこの地域に生きる会社。逆に言えば、この地域がないと生きていけない会社です。ぜひ地域のみなさまと一緒に、こうしたビーチクリーンを通して街をよりよく活性化させていきたいですね」

江の島海水浴場協同組合の事務局員、金子ふたばさん。「今年は7月1日に海開きです。ゴミは街から流れ、海へたどり着きます。そうしたあたりまえだけれども見逃しがちなことを発信していきたいです」
江の島海水浴場協同組合の顧問、藤沢市議会議員の佐賀ワキさん。「今日はガラスだけたくさん拾いました。今どきビンを海に投げ捨てる人はいません。プラスチックゴミだけでなく、こういった危険なものも街から海に流れ着いているんです」
BILLABONGマーケティングディレクターの小島研二さん。「このエリアはビーチクリーンをたくさんしているので、ビーチはとてもきれいです。でもさみしいことに、日本中のほかのビーチにはゴミが多い場所もあります。今日の活動を日本全国に発信して、きれいな海岸をどんどんつくっていきたいと思います」
西浜SLSCのパトロール委員会副委員長、坂本真徳さん。「江の島海水浴場協同組合の協力もあり、遊泳エリアの目安となる白杭が40mほど江ノ島側に移動してサーフィンエリアが広がりました。サーフィンスクールゾーンのエリアもありますので、みなさんと情報共有しながら夏を一緒に楽しんでいきましょう」

PROTECT THE PLACES WE PLAY!自分たちが遊ぶ場所を守ろう!

2024海水浴場開設期間>

片瀬東浜海水浴場 
7月1日(月)~9月1日(日)
・遊泳可能時間:【平日】9時~17時
        【土日祝・お盆期間(8月13日~16日)】8時~17時
・海の家営業時間:8時~18時

片瀬西浜・鵠沼海水浴場 
7月1日(月)~9月1日(日)
・遊泳可能時間:【平日】9時~17時
        【土日祝・お盆期間(8月13日~16日)】8時~17時
・海の家営業時間:8時~21時

遊泳エリアなどのさらなる詳細は下記リンクを参照。

https://www.fujisawa-kanko.jp/event/20240528-3.html

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ