Photos by Motoko Kumagai. Text by colorsmagyoge.

茨城県の大洗を会場に開催されていたSリーグ第1戦が8/25(日)に大会最終日を迎え、ファイナルまでの全スケジュールを消化。

パリオリンピック日本代表選手として大きな感動を与えてくれた稲葉玲王や田中大貴がセミファイナルで敗退となってしまった中、ショートボードMENSファイナルは、西慶司郎と西優司の西兄弟の対決となり、パワフルなターンで7.50ptと7.55ptといったグッドスコアを2本マークした弟の西優司に軍配があがった。

MENS winner, Yuji Nishi.

MENS 2nd, Keijiro Nishi.

MENS 3rd, Reo Inaba.

MENS 3rd, Daiki Tanaka.

ショートボードWOMENSはファイナルで中塩佳那が川瀬心那と対戦。

ワイプアウトを恐れないスピーディーかつリスキーなターンで攻めた中塩佳那が8.00ptと8.50ptという2本のエクセレントスコアを叩き出し、トータルスコア16.50ptでファイナルを制した。

セミファイナルで敗退となった宮坂麻衣子と川合美乃里が同率3位でフィニッシュとなった。

Womens winner, Kana Nakashio.

Womens 2nd, Kokona Kawase.

Womens 3rd, Maiko Miyasaka.

Womens 3rd, Minori Kawai.

ロングボードMENSでは、アジア代表としてロングボード・ワールドツアーを転戦する浜瀬海が、世界で吸収してきた技を見せつける形で見事優勝!

Longboard Mens winner. Kai Hamase.

ロングボードWOMENSでは、現在WSLのロングボード・ワールドツアー・ランキング3位にポジションしている田岡なつみと、ヌーサフェスティバル2連覇の吉川広夏といった世界レベルの2名がハイスコアにハイスコアを重ねる大接戦を繰り広げた末、このヒートでのハイエスト・シングルスコアとなる9.25ptに加えて7.20ptをバックアップにまとめた田岡なつみが勝利を勝ち獲った。

Longboard Womens winner, Natsumi Taoka.

Longboard Womens 2nd, Hiroka Yoshikawa.

マスタークラスのファイナルは牛越峰統、河野正和、今村厚、原田正規という4名によって熱い戦いが繰り広げられ、過去に3度のグランドチャンプに輝いている河野正和が優勝を果たした。

Master winner. Masakazu”Zuccho”Kono.

Master 2nd, Masaki Harada.

Master 3rd, Atsushi Imamura.

Master 4th, Mineto Ushikoshi.

大会結果は下記の通り。


ショートボードMENS
優勝:西優司
2位:西慶司郎
3位:稲葉玲王、田中大貴

ショートボードWOMENS
優勝:中塩佳那
2位:川瀬心那
3位:川合美乃里、宮坂麻衣子

ロングボードMENS
優勝:浜瀬海
2位:田岡遼平
3位:森大輝
4位:堀井哲

ロングボードWOMENS
優勝:田岡なつみ
2位:吉川広夏
3位:榊原頼子
4位:大橋寛子

マスター
優勝:河野正和
2位:原田正規
3位:今村厚
4位:牛越峰統


次なるSリーグ第2戦目はロングボードが9/15(日)から9/16(月)に渡って神奈川県茅ヶ崎市のパークで開催されることが決定しており、ショートボードとマスターは10/17(木)から10/20(日)までを開催期間に伊豆下田の他田戸海岸で行なわれる予定。

果たして、今シーズンのグランドチャンプに輝くのは誰なのか!?

今後もSリーグから目が離せない!!

>>Sリーグオフィシャルサイト

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ