Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

世界一プログレッシブな波と評されるカリフォルニアのロウワー・トラッセルズを舞台に日本時間の9/6(金)から9/7(土)早朝にかけてワールドタイトル決定戦となる”WSL FINALS 5″が行なわれ、セットでオーバーヘッドのエクセレント・コンディションの中、ファイナルまでの全スケジュールを消化。

MENSはJohn John Florenceが3度目のワールドタイトル獲得!

WOMENSは弱冠18歳のCaitlin Simmersが史上最年少ワールドチャンプとして歴史にその名を刻んだ!

Caitlin Simmersが史上最年少記録樹立! 弱冠18歳にしてワールドタイトルを獲得!

タイトルマッチはCaitlin Simmersと、タヒチのチョープーで開催されたパリオリンピックでは金メダリストに輝いたCaroline Marksによる戦い。

ヒート1では最後の終了8秒前に掴んだ波でCaroline Marksのバックサイドがうなり、9.60ptで大逆転を果たす展開となったが、ヒート2ではCaitlin Simmersがテンポよくレギュラーのセットを掴んで9.17pt、9.20ptとエクセレントスコアを2本叩き出し、見事同点一勝一敗となって迎えたヒート3ではCaroline Marksは1本しか波に乗ることができずCaitlin Simmersが3戦2勝先取で自身初となるワールドタイトルを獲得した!

弱冠18歳のCaitlin Simmersは史上最年少ワールドチャンプ記録も樹立。

世界のサーフィンレベルをネクストレベルに引き上げる証となる歴史に残る偉業を成し遂げた。


John John Florenceが3度目のワールドタイトルを獲得!

タイトルマッチはJohn John Flroenceと、ラウンド1となるマッチ1からここまで勝ち上がってきたItalo Ferreiraによる戦い。

積極的に波を掴んでハイスコアを連発し、プレッシャーをかけていくItalo Ferreiraに対し、まったくそれに動じず良い波をじっくり待って掴む作戦に徹するJohn John Florence。

それが功を奏してレギュラーのセットをテンポよく掴み、エクセレントスコアを連発したJohn John Florenceが、ストレート2勝先取で3度目のワールドタイトルを獲得した!

2016年、2017年と2連連続でワールドタイトルを獲得した直後の2018年からおよそ7年間に渡り膝の大怪我に悩まされながらも、2度のオリンピック出場を果たし、ついに悲願の3度目のワールドタイトルを掴み獲った。

歴代3×ワールドチャンプであるTom Curren、Andy Irons、Mick Fanning、Gabriel Medinaと共に世界のサーフ史の殿堂入りすることとなった。

「涙が止まりません。この7年間は本当に大変でした。怪我もたくさんありましたが、ただ再びここに立つために戦い続けるだけでした。家族、チーム、仲間、みんなが支えてくれなければ、ここまで来ることができませんでした。」John John Florenceは言った。「ここに至るまで本当に大変な道のりでした。終わってまた勝てて本当に嬉しいです。3度目のワールドタイトル獲得者としてリストに自分の名前が載ることも信じられない」


こうして新たなる歴史が刻まれることとなったWSL FINALS 5 2024!

さらなる詳細は下記リンクよりWSLオフィシャルサイトをチェック!

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yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ