Photos by Surfing Japan International. Text by colorsmagyoge.

宮崎の木崎浜を舞台にMENS、WOMENS共にQS3000とQS1000プロジュニアが同時開催されていた”IBK宮崎プロ”は、台風13号によって頭半オーバーのオンショアというハードコンディションとなった9/14(土)に大会最終日を迎え、全クラスのファイナルまでのスケジュールを消化。

MENSは鈴木仁、WOMENSは都築虹帆、プロジュニアMENSはインドネシアのBronson Maydi、WOMENSは松岡亜音が優勝を飾った!

また、ハイエスト・シングルスコアをマークした選手に贈られるシチズン・プロマスター賞はMENSで鈴木仁、WOMENSで都築虹帆が優勝と共に獲得した。

おめでとう!

大会初日からキレたサーフィンを魅せていた鈴木仁は、セミファイナルでパリ五輪で5位となった稲葉玲王を相手に質の高いエアリバースで8.0ptのエクセレントスコアを叩き出してファイナルへ進出。線状降水帯による激しい暴風雨の中で加藤翔平との一騎打ちとなったファイナルでも素晴らしいパフォーマンスを披露して優勝を飾った。Jin Suzuki.

ヒート開始早々に掴んだ1本目の波で強烈なクローズアウトセクションに大きなリッピングをメイクし、8.50ptのエクセレントスコアをマークした都築虹帆。対戦相手となった松岡亜音に逆転される場面でも落ち着いて波を待ち、残り10分を切ったところで6.40ptをバックアップとしてまとめ上げて巻き返し、自身にとって2勝目となるQS優勝を果たした。Nanaho Tsuzuki.

プロジュニアMENSで優勝を果たしたのは、ずば抜けた才能を持つサーファーとして世界中の注目を浴びるインドネシア出身のBronson Maydi。序盤に掴んだ波でソリッドなリップからの崩れ落ちてくるリップセクションに対して縦抜きのテールハイ・エアリバースという意味不明のコンビネーションを決めて7.75ptを叩き出し、会場を興奮の坩堝に陥れたまま、小濃来波、フィリピンのエアリストNoah Arkfeld、インドネシアのI Made Ariyanaに付け入る隙を与えず優勝をさらった。Bronson Maydi.

中塩佳那、池田美来、松野杏莉を相手に、ポテンシャルのない波でも世界仕込みの質の高いターンでグッドスコアを次々と重ね、見事ダントツの優勝を飾った松岡亜音。WOMENS QS3000ではファイナルで都築虹帆に敗退となり、W優勝とまではならなかったが、その可能性を十分秘めていた。9/17(水)からお倉ケ浜でスタート予定のQS3000″IBK日向プロ”での快進撃にも期待がかかる!


【大会結果】
MENS QS3000
優勝 :鈴木仁
準優勝:加藤翔平
第3位 :稲葉玲王
第3位 :安室丈

WOMENS QS3000
優勝 :都築虹帆
準優勝:松岡亜音
第3位 :野中美波
第3位 :中塩佳那

MENS プロジュニアQS1000

優勝 :Bronson Meydi
準優勝:小濃来波
第3位 :Noah Arkfeld
第4位 :I Made Ariyana

WOMENS プロジュニアQS1000
優勝 :松岡亜音
準優勝:松野杏莉
第3位 :中塩佳那
第4位 :池田美来


>>THE OPEN SURFING 宮崎シリーズ・オフィシャルサイト

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ