Photos by Ogakiyo / MIYAZAKISERIES実行委員会 Text by colorsmagyoge.

木崎浜でのQS3000″IBK宮崎プロ”に引き続き、宮崎シリーズ2連勝を挙げた都築虹帆。この勢いに乗ったままCSでもさらなる快進撃を魅せてくれることに期待したい!!WOMENS QS3000 winner, Nanaho Tsuzuki.

宮崎県日向市のお倉ケ浜を舞台に開催されたQS3000&QS1000プロジュニア”IBK日向プロ”は、台風14号の波も肩前後までサイズダウンした9/21(土)に大会最終日を迎え、全クラス共にファイナルまでの全スケジュールを消化。

MENS QS3000は田中大貴が自身初となるQS優勝を決め、WOMENSは都築虹帆が、プロジュニアMENSはBronson Maydiが木崎浜での”宮崎プロ”に引き続く宮崎シリーズ連覇を遂げ、プロジュニアWOMENSは池田美来が優勝を飾った!

おめでとう!!

【WOMENS QS3000ファイナル】

WOMENS QS3000で準優勝を果たしたのは脇田紗良。セミファイナルでは元CTサーファーで東京オリンピック銅メダリストの都筑有夢路を抑える素晴らしいライディングを披露して会場を盛り上げたが、ファイナルではいい波を掴むことができず、準優勝となった。WOMENS QS3000 2nd, Sara Wakita.

【WOMENS Pro Juniorファイナル】

どんな状況でも冷静を保ち、着実にスコアを出してくるそのメンタルの強さ。7本目に掴んだ波で5.60ptを叩き出し、バックアップを塗り替えて逆転優勝を果たした池田美来。WOMENS Pro Junior winner, Mirai Ikeda.

ギリギリのところで池田美来に逆転されてしまい、掴みかけた優勝を逃してしまう結果となった松岡亜音。CTサーファーにも劣らないパワフルかつ質の高いターンを武器に、彼女がメインステージと定める世界の舞台でのさらなる活躍に期待したい!WOMENS Pro Junior 2nd, Anon Matsuoka.

【MENS QS3000ファイナル】

フルスピードから繰り出されるドライブの効いたダイナミックなターン。大きなスプレーをあげるパワフルなリッピング。ハイスコアを連発して見事自身初となるQS優勝を決めた田中大貴。MENS QS3000 winner, Daiki Tanaka.

今大会ではQS3000で準優勝、プロジュニアで4位と、両方のクラスでファイナル進出を果たした弱冠16歳の足立海世。現代の日本のプロサーフシーンにおいて革命的な世代交代を巻き起こす可能性を十分に秘めた力を持つ鬼要チェックサーファー。MENS QS3000 2nd, Kaisei Adachi.

【MENS Pro Juniorファイナル】

スピードと技のキレ味、ボードが足に吸い付いているかのような安定感、ネクストレベルなボードコントロールと、パワーを除けば各国を代表するプロ選手の中でもずば抜けたスキルを持ちながらもQS3000では波を掴めずまさかの敗退。その雪辱を晴らすかの如く今大会でもプロジュニアを制したのはインドネシアが生んだ次世代注目株Bronson Maydiとなった。木崎浜での宮崎プロに続いてプロジュニア戦2連覇を果たした。MENS Pro Junior winner, Bronson Maydi.

切れ味鋭いリッピングを武器に見事準優勝を果たしたのは岩見天獅。最後まで逆転の可能性を秘めたライディングを披露して見せ場を作ったが、あと一歩スコアが届かず、Bronson Maydiの勢いを止めることはできなかったMENS Pro Junior 2nd, Tenshi Iwami.

この宮崎シリーズの2戦において、QS3000とプロジュニアの両方において存在感のある活躍を魅せた渡邉壱孔。ジュニアにして大人のトッププロたちを相手に次々と勝ち上がっていき、QS3000とプロジュニアの両方で3位という素晴らしい成績を収めた。足立海世と同様に世代交代の立役者となり得る存在のひとり。Ikko Watanabe.

>>WSLオフィシャルサイト

>>宮崎シリーズ・オフィシャルサイト

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ