MENS KAHUNA 60+ Copper Medalist, Shuji Kasuya(HAW). Photo by ISA / Jersson Barboza & Pablo Franco.

Movie &Photos by ISA. Text by colorsmagyoge.

エルサルバドルを舞台に開催されていたISAワールド・マスターズ・サーフィン・チャンピオンシップスは、日本時間の10/25(金)に大会最終日を迎え、全クラスのファイナルまでを消化。

なんとハワイ代表選手として今大会に出場を果たしていた日本歴代グランドチャンプのひとりであり世界的レジェンド・プロサーファーとしても知られる糟谷修自プロが60歳以上男子となるMENS KAHUNA 60+で4位となり、見事銅メダル(Copper)を獲得した!

MENS KAHUNA 60+ Copper Medalist, Shuji Kasuya(HAW).Photo by ISA / Sean Evans.

そんな中、注目の波乗りジャパンのメンバーたちの活躍は、50歳以上女子となるWOMENS GRAND MASTER 50+の日本代表選手である大江なぎさが唯一ファイナルデイまで駒を進めたものの、メダル獲得まであと一歩の6位という結果が最高順位となり、60歳以上男子MENS KAHUNA 60+の久野孝が8位、50歳以上男子MENS GRAND MASTERS 50+の坂本應尚と40歳以上女子WOMENS MASTER 40+の清永亜希子が11位、40歳以上男子MENS MASTER 40+の友重達郎が16位という結果となった。

WOMENS GRAND MASTER 50+6th, Nagisa Oe. Photo by ISA / Sean Evans.

MENS KAHUNA 60+ 8th, Takkashi Kuno. Photo by ISA / Sean Evans.

WOMENS MASTER 40+ 11th, Akiko Kiyonaga. Photo by ISA / Pablo Franco.

MENS GRAND MASTERS 50+ 11th, Masahisa Sakamoto. Photo by ISA / Sean Evans.

MENS MASTER 40+ 16th, Tatsuro Tomoshige. Photo by ISA / Jersson Barboza.

さらに国別のチームランキングではブラジルが金メダル、ハワイが銀メダル、オーストラリアが銅メダル(Bronze)、フランスが銅メダル(Copper)を獲得し、日本は9位でフィニッシュ。

各クラスおよび国別チームランキングなどの大会結果は下記の通り。


【大会結果 RESULTS】
国別チームランキング Team Rankings
Gold – Brazil
Silver – Hawaii
Bronze – Australia
Copper – France



9位 9th – 日本 Japan

40歳以上女子 Women’s Masters (over 40)
Gold – Melanie Bartels (HAW)
Silver – Serena Brooke (AUS)
Bronze – Jacqueline Silva (BRA)
Copper – Lisbeth Vindas (CRC)

40歳以上男子 Men’s Masters (over 40)
Gold – Diego Rosa (BRA)
Silver – Gilbert Brown (CRC)
Bronze – Tyrell Johnson (RSA)
Copper – Hira Teriinatoofa (TAH)

50歳以上女子 Women’s Grand Masters (over 50)
Gold – Rochelle Ballard (HAW)
Silver – Heather Clark (RSA)
Bronze – Andrea Lopes (BRA)
Copper – Siri Cota (USA)

50歳以上男子 Men’s Grand Masters (over 50)
Gold – Scott Schindler (AUS)
Silver – Jojó de Olivença (BRA)
Bronze – Pablo Diaz (PUR)
Copper – Dani Garcia (ESP)

60歳以上女子 Women’s Kahunas (over 60)
Gold – Becky Benson (HAW)
Silver – Roberta Borges (BRA)
Bronze – Barbara Roettger (PUR)
Copper – Sandra English (AUS)

60歳以上男子 Men’s Kahunas (over 60)
Gold – Eric Graciet (FRA)
Silver – Rodney Baldwin (AUS)
Bronze – Allen Sarlo (USA)
Copper – 糟谷修自 Shuji Kasuya (HAW)


Team Naminori Japan. Photo by ISA / Sean Evans.

ハワイに拠点を置き、大原洋人をUS OPEN優勝へと導いた名コーチとしての経歴も持つ糟屋修自プロの今回の大活躍は、ハワイと日本にとって最高のグッドニュースとなった!

こうして無事幕を閉じたISAワールド・マスターズ・サーフィン・チャンピオンシップス。

ただ一つ思うことは、今回のマスターズ日本代表選手の選出方法が、NSA年間ランキングの結果が全てで決定され、同年代のトッププロサーファーたち全員が選考対象圏外となってしまっていること。

18歳以下のISAワールドジュニアの日本代表選手を決定する場合はプロも選考対象となっているのだから、それと同様、もしくは近い形での選出方法を採用したならば、例えばMENS KAHUNA 60+のファイナルで糟谷修自プロと関野聡プロの往年の戦いが世界の舞台で再現される可能性すらあり得る上、国別ランキングにおいてもメダル獲得を十分狙えるのではないかと思う。

Tom Curren. Photo by ISA / Sean Evans.

いずれにしても、アメリカからは歴代ワールドチャンプのTom Curren、ハワイからは元CTトップ選手のRochelle Ballard、さらに糟谷修自プロが代表選手として出場していたりと、各国が全力で代表選手を選出してきていることが伺える中で、今回の結果を踏まえた波乗りジャパンが、次回のISAワールド・マスターズ・サーフィン・チャンピオンシップスに向けてどう挑んでいくのかに注目が集まる。

今大会のさらなる詳細については下記リンクよりISAオフィシャルサイトとNSAオフィシャルサイトをチェック!

>>ISAオフィシャルサイト

>>NSAオフィシャルサイト

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ