Photos & Text by Motoko Kumagai.

日本の歴代グランドチャンプ柄沢明美プロを母に持ち、WSLのCTはもちろん、パリオリンピックにおいても日本代表選手として世界と戦うコナー・柄沢・オレアリーが、”いつも応援してくれる日本の皆さまにありがとう巡業”を行なうべく2週間のスケジュールで来日を果たしていたことはすでに周知の通りであるが、今回は生まれ育ったオーストラリアに帰国する直前の11/9(土)から11/10(日)に訪れた仙台新港での2日間の模様をcolorsmagでもお馴染みの元プロサーファーで現在はサーフフォトグラファー&フィルマーとして活躍する熊谷素子によるコメント共にお送りするフォトギャラリーとしてお届け!

岩手から参加してくれた子も。

仙台新港のNEXT GENたちとのサーフセッション

○11/9(土)
「いつも応援してくれる日本の皆さまにありがとう巡業 in 仙台新港」のサイン会後、仙台新港をホームに頑張っているNEXT GEN達とサーフセッション。

新港を代表するジュニアの菊地一汰選手を始め、頑張っているキッズ達に丁寧にサーフィンのアドバイス。

岩手から参加してくれた子もいて、小波ながら海の中は和気藹々、皆んな楽しそうにしていたサーフセッションでした。

その後2011年3月11日、未曾有の大震災で大きな被害を受けた仙台市唯一の海水浴場だった深沼海岸へ行き、震災遺構や慰霊碑へ黙祷を捧げたコナー選手。

その後、日本の文化に深い関心を持つコナー夫妻と共に、日本三景に認定されている松島海岸へ向かいました。

波を当てることより

ありがとうの気持ちを伝える旅。

○11/10(日)
仙台市内でサーフショップを営むJAPSS SURF SHOPの創業者・熊谷透と昔から交流のあったコナの母親・柄沢明美さん。

現在そのサーフショップを引き継いでいる息子・熊谷航とコナーは、小学校6年生の時、コナが通うクロヌラの小学校に一ヶ月留学しその間一緒にサーフィンしてキッズの大会にも二人で出場。

その後QSで顔を合わせる事もあり、ご縁もあり今回お店のユーザースカップに参加していただき、撮影会・サイン会を行っていただきました。

前日のキッズサーフセッションに参加していたガールズのヒートもあり、優しく見守るコナ・カラサワ・オレアリー選手でした。

PS.波がかなり小さくて、コナのすごい映像は撮影出来ませんでしたが、次回、台風シーズンにタイミングが合えば来てくれるそうなので、次回に期待したいと思います。


一期一会

侘び寂びの精神を持つサムライ

コナー・柄沢・オレアリー

11/6(水)に湘南辻堂にある今は亡きスーパーレジェンド・プロサーファー”マーボーさん”こと小室正則氏のバイブスをそのままリアルに継承するサーフショップ”マーボーロイヤル”の2階にある3ND CAFEで開催されたコナー・柄沢・オレアリーのサイン会。

湘南のキッズサーファーたちはもちろん、多くのファンたちが集まり、会場は終始満員状態となって大盛り上がりとなったこの辻堂サイン会でも、来場してくれた一人ひとりとコミュニケーションを取り、ファンたちの心をさらに鷲掴みにした。

「僕なんかの話しも同じ目線でしっかり聞いてくれて、なんか僕のこともちゃんと知ってくれようとしているのがすごく伝わってきて本当に感動しました。」

これは辻堂サイン会の来場者の1人が言った言葉。

決しておごることなく、わかりやすく言えばファンサ感もなく、まさに一期一会の2度と戻らぬ瞬間瞬間と一期一会を大切に、2週間しかないタイトなスケジュールの中で各地で出会った人たちに感謝の気持ちを伝えていったと共に、その分みんなからもらった応援のパワーと共に再び世界のステージに舞い戻っていったコナー・柄沢・オレアリー。

まさに現代の日本人が忘れかけた”侘び寂び”の精神を日本人以上に持つ日本とオーストラリアが産んだハイブリッドなサムライが、世界の舞台でさらなる活躍を魅せてくれるために、これからも全力で応援していきたい!

Go Connor!!!

Go Japan!!!


yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ