Movie by Yutaro Saito. Text by colorsmagyoge.


2023年ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した実力を持ちながらも、国内プロツアーを転戦し続けることに価値を見出すことができず、2024年はCGを学ぶべく専門学校へ通い、11月末には同じ茅ヶ崎出身のクリエイター・サーファーでプロサーファー田中透生の実兄である田中未碧が目黒区青葉台に構えるアートギャラリー×サーフショップ”The Plastic Mail”で上映会×アートショーを開催するなど、我が道を極めるべく突き進む齋藤祐太朗。

そんな彼が、11月末にThe Plastic Mailでのみ上映した自身初となるシグネチャー・ムービー”alreadynaked”をYoutubeよりオンライン公開した!

日本はもちろん、高校からずっと過ごした第二の故郷とも言えるオーストラリアでの田中透生とのセッションをはじめ、茅ヶ崎出身のプロサーファーたちと共に行ったインドネシアをロケーションに、物心ついた時から慣れ親しんできたスケートボードのエッセンスを落とし込んだ彼ならではのスタイル全開なライディングを中心に、アーティストとしての彼の個性を深く理解する親友の田中未碧が編集を手掛けたことで、他の何にも似ていない独特の世界観に仕上がった必見の1本となっているのが最大の特徴。

一定の採点基準に縛られた中でのみ勝敗を競い合うコンテスト・サーフィンが過剰に発展を遂げているように思える現代のシーンの流れの中で、見失われがちなStyle is Everythingという横乗りの真髄のひとつを想起させてくれるプロサーファー齋藤祐太朗のオリジナリティーを肌で感じることができる鬼必見の最高傑作となっております!

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ