Movie & Photos by WSL. Text by colorsmagyoge.

日本代表選手のコナー・オレアリーは9位でフィニッシュ

エルサルバドルのプンタ・ロカを舞台に開催中のCT第4戦”Surf City Fl Salvador Pro”は日本時間の4/12(土)から4/13(日)にかけてファイナルデイが行なわれ、4から6ftのオフショアのエクセレントなコンディションの中、MENSとWOMENSのセミファイナルからファイナルまでのスケジュールを消化。

MENSはJordy Smithが通算CT7勝目を、WOMENSはGabriela Bryanが2度目の優勝を決めた中、注目の日本代表選手であるコナー・オレアリーは、コンテストDAY7に行なわれたラウンドオブ16でYago Doraに敗退となり、9位でフィニッシュすることとなった。

CT2勝目を挙げたGabriela BryanがCTランキング2位に躍進

現在23歳のGabriela Bryan(HAW)は、エルサルバドルのプンタ・ロカでのこの大会において2年連続でファイナル進出を果たし、自身2度目のCT優勝を果たした。

2022年ルーキー・オブ・ザ・イヤーのブライアンは、2024年にウエスタン・オーストラリアのマーガレット・リバーで初優勝を果たし、ポルトガルで開催されたCT第3戦”MEO Rip Curl Pro Portugal”での準優勝。

さらに今大会で優勝とさらに注目のサーファーリストに名を連ねることとなった。

今シーズンは自身初となるワールドタイトル決定戦WSL FINAL5出場を射程距離に収める彼女の今後の活躍に注目が集まる。

「ファイナルは本当にジェットコースターのような展開でした」Gabriela Bryanは言った。「いくつかミスもしましたが、『あと1本波乗れたら、絶対にミスはしない』と思っていました。最高の気分です。エルサルバドルで素晴らしい時間を過ごすことができました。ここが大好きです。ライトハンドのポイントブレイクが私のお気に入りで、ここは世界でも最高の場所の一つです。ここで試合に出場できることは素晴らしい経験であり、周りの仲間も最高です。故郷で応援してくれている皆さん、皆さんのことを愛しています。そして、最高の時間を過ごせたエルサルバドルに感謝します。」

Jordy Smithが史上初の南アフリカ勢同士のCTファイナルを制してCT7勝目を勝ち獲る!

Jordy Smithは18年間、CTの世界トップクラスで輝かしいキャリアを築いてきたワールドチャンプに匹敵するレベルの世界的トッププロサーファーの1人。

ファイナルでは同じく南アフリカ出身の後輩CTサーファーMatthew McGillivrayを破り、CT7勝目を挙げた。

このファイナルは史上初となる歴史的な南アフリカ勢同士の決勝戦となった。

37歳のJordy Smithは、今までレギュラーのポイントブレイクで数々の勝利を収めており、地元のJ-BAY、ベルズビーチ、そしてエルサルバドルのプンタ・ロカで2勝を挙げている。

現在CTランキング5位に浮上し、この勢いをキープして再び世界タイトル争いに食い込むことを狙う。

「南アフリカ全体にとって、これはとても大きな意味を持つと思います。正直、信じられません」Jordy Smithは語った。「この栄冠を二人に捧げることができるのならば、最愛の妻、そして父にも捧げたいです。私たち夫婦にとってこの一勝はこの上なく大きな意味を持っています。そしてこのファイナルで念願の父がシェイプしたボードに乗って優勝できたこと。それが叶ったのは本当に信じられないです。ずっと自分に言い聞かせてました。『君ならできる、君ならできる』って。すべてを受け止めるのは本当に大変でした。長い間、ずっとそうだった。そして、同じ南アフリカ人として、同じ境遇の仲間と一緒に成し遂げられて本当に嬉しい。Matthew McGillivrayのことは、言葉では言い尽くせない。彼は長年の友人で、ファイナルを共に戦えたことは本当に特別なことです。」

こうして無事に幕を閉じたCT第4戦”Surf City El Salvador Pro”。

迎えるCT第5戦”Rip Curl Pro Bells Beach”は現地時間と日本時間の4/18(金)から4/28(月)の10日間に渡り、オーストラリアのベルズビーチを舞台に開催される予定。

五十嵐カノアとコナー・オレアリーの日本代表選手たちのさらなる活躍に期待したい!

Go Japan!!!

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ