photo by ISA | Sean Evans. Text by colorsmagyoge.

日本時間の2025年4/1(水)。

世界で最もプログレッシブな波と評される南カリフォルニアが誇る世界屈指のハイパフォーマンス・ウェイブであり、2024年までWSLのワールドタイトル決定戦WSL FINAL5の会場であった、ロウワー・トラッセルズがサーフィン競技として3度目となる2028年LAオリンピックの開催地に決定!

2028年オリンピック・パラリンピック組織委員会(LA28)との綿密な検討プロセスを経て、ISA会長Fernando Aguerreは、2028年オリンピックのサーフィン競技会場がロウワー・トラッセルズに決定したことを正式に発表した。

今回の重要な決定はISAと国際オリンピック委員会(IOC)理事会によって承認され、2020年東京での志田下、パリ2024でのチョープーの成功に続き、オリンピックサーフィン競技における競技場の重要性をさらに強調するものとなった。

ISA会長Fernando Aguerre氏は次のようにコメント。

「チョープーでのサーフィンの素晴らしい成功を受け、世界中の多くのアスリートと話し合った結果、ロサンゼルスでサーフィンを開催するには最高のパフォーマンスを発揮できる波が必要だと確信しました。そして、その場所は間違いなくロウワー・トラッセルズです。アスリートにとって最高のコンディション作りへのご理解とご支援を頂いたLA28のリーダーシップチームと国際オリンピック委員会に感謝申し上げます。」

「この決定は、象徴的な海の波でオリンピックサーフィンを開催するというこれまでの方向性をさらに推し進めるものです。ロウワー・トラッセルズの完璧な波は、南カリフォルニアで他に類を見ないハイパフォーマンスのキャンバスを提供します。世界最高の選手たちが、その由緒あるリーフブレイクでオリンピックの栄光をかけて戦う姿を私たちは大変楽しみにしています。3回目のオリンピックを迎えるにあたり、LA28の仲間たちと引き続き協力できることを楽しみにしています。オリンピック・ムーブメントは、若者の力によって革新と包摂性という新たな波に乗っています。私たちは、LA28と共にその精神を受け継ぎ、忘れられないオリンピックを実現できることを誇りに思います。」

ISAアスリート委員会のJustine Dupont委員長は下記のようにコメント。

「サーファーと委員会を代表して、オリンピックサーフィン競技をLA28のロウワー・トラッセルズで開催するというこの決定に、大変興奮しています。サーファーにとって、波の質と安定性はオリンピックにおいて最優先事項であることは疑いようがありません。だからこそ、今回の選択は正しい選択です。タヒチでサーファーたちの素晴らしい活躍を間近で見ることができ、大変嬉しく光栄に思います。2028年にロウワー・トラッセルズの美しい波を舞台に、アスリートたちがそのパフォーマンスを披露してくれることを心待ちにしています。」

長年に渡り数々の国際大会やアメリカ国内選手権の開催実績があり、世界中のトップサーファーたちにとってのメインステージとなってきたロウワー・トラッセルズでの歴史に残るLAオリンピックの開催が楽しみでならない!

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ