Photos from surfer’s eye. Text by colorsmagyoge.

TIDE MAGAZINE in Germany.

3.11から一年以上が経ち、東日本大震災の傷痕に加え、

原発から出続ける放射能の被害に悩まされる現在の日本の現状。

そのことを少しでも世界中の人々に伝えるべく、

colorsmagでもお馴染みの写真家Kuniこと高波邦行氏が

自分の写真と奥様のAngieさんによる原稿を

ドイツのサーフ専門誌TIDEに寄稿。

その質の高さと内容の濃さから、

Kuni氏の福島の記事がドイツのサーフ専門誌TIDEに

10pの特集となって掲載された!

☞ >>>Surfing magazine TIDE 

特集内容は原発事故が起こる以前の福島と宮城をみせたうえで、

事故以後の現地の現状を伝えるといったもので、

そのなかには

JET中浦章の水中ショットに加え、

f/s JET by JET,Photo by Kuni from TIDE.

2009年THE SURFSKATERS CHAMP TRIPで撮られた

THE SURFSKATERSチャンプでレジェンドでもあるAJの

バックサイド・エアも掲載!


One of Japanese Legend AJ on TIDE MAG in Germany!! Photo by Kuni Takanami @ Fukushima2009.

そんなKuniと、奥様のAngieさんが運営する

colorsmagオススメのweb mag“surfers eye”、

要チェック!!

☞ >>>surfer’s eye

さらに下記は、

世界的フォトジャーナリストKuniさんによる

直筆のメッセージであります。
(Source from Kuni’s Face Book/高波邦行氏のFace Bookより引用)

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ドイツのSurf誌 Tide Magazineに福島、

宮城の記事が掲載されました。

震災における沿岸の津波被害、

そして復興に向けて歩みだした日本。

僕自身が最後に福島での撮影を行ったのは

2009年Surf1st誌でのSurf Skaters Champ tripでした。

そのときSurf Skate界のレジェンドAJ氏のエアーを

水中沖から撮影させて頂いた写真が、

僕自身最後になる

福島でのウォーターシュートとなってしまいました。

震災後に訪れた被災地、

所々に立てられた日の丸国旗はすでにぼろぼろになっていた。

この国旗は遺体の捜査が完了した事を意味するのか、

それとも亡くなってしまった方たちへの

祈りが込められた物なのかはわからない。

ただこれほどまでに、

日の丸が心に深く突き刺さる思いをした事が

他にはなかった。

いつもこの地へ訪れる度

美しく豊かな自然と波が、

人間味にあふれる温かい人たちが

温かく向かい入れてくれた。

この地に住む人々はいつだって最高だった。

復興に向けて、多くの人が日本を訪れてくれる事が

経済にとって一番いい方法な事はわかってはいるけど

今の僕には、

「日本に遊びにきてください!もう大丈夫だから!」

なんて言う事は出来ない。

それでも、伝えたかった。

まだまだ日本には美しく豊かな自然が、波があるという事。

温かく心の強い人たちが

この逆境を乗り越えようとがんばっている事。

復興はまだまだ始まったばかりです。

どんな形でも良い

この記事を見てくれた方達に、

また日本を想ってもらえますように

By Kuni Takanami.

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Big up!

Japan!!!

 

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ