Photos & Text by Kuni Takanami. Edited by colorsmagyoge.

〜序章〜

ワールド・ジュニア。

そしてノースストラディーでのオークリー・ジュニア、

その後バーレーでのwqs4☆ブレーカプロが終了すると、

コンテストは一時シドニーへと移動し

マンリーのwqs6☆オーストラリアン・オープンと次々に開催され、

スナッパーでのWTクイックシルバープロへと続いている。

Josh Kerr.
Mick Fanning.
Arashi Kato.

中でもバーレーでのブレーカ4☆では

日本の加藤嵐がクウォーターへと勝ち上がり、

WTでのポイント獲得に向けてこのコンテストを取りに来た

ミック・ファニング、そしてジョシュ・カーらと対戦した。

残念ながら嵐はこのヒートで負けてしまったが

ライブを見ていた日本人サポーター達は

ヒート上で日本の代表が世界のトップと対戦しているのを見て

世界大会ならではの興奮を味わうことができたと同時に

未来への期待感に包まれた事だろう。

加藤嵐は若干18歳。

WQSでの活躍もさることながら、

ジュニアシリーズでの挑戦もあと

2年残されている。

~ジュニアシリーズ~

ジュニアシリーズで活躍するサーファーのほとんどが

後にWTへ昇格し、コンテストシーンから離れたとしても、

スタイルあるライフを確立している。

ウェイン・リンチやデイブ・ラスタビッチもまた

このジュニアシリーズの覇者である。

ここでの活躍は今後のコンテストシーンや

フリーサーフィンの世界へ向かうにしても

大きなバックボーンとなることは確実で、

支援する側の企業も世界各国から

「ずば抜けた人材がいないか?」

と目を光らせている。

ここでの実績は今後、世界で戦い続ける為の

一番の近道に繋がっている

と言ってもあながち嘘ではないだろう。

(第2部に続く)

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Arashi Kato. All Photos by Kuni(surfer’s eye.com)

yoge
サーフィン・プレビュー/吉田憲右著・泉書房、古都鎌倉ミステリー旅/吉田憲右著・コスミック出版など数々の書籍を発行し、2000年にTRANSWORLD SURFの外部スタッフとなったのをきっかけにメディア界に参入。 2001年から2009年10月まで月刊SURFING WORLDの編集部兼カメラマンとして勤務。 その経験と共に、第1回NSA東日本サーフィン選手権大会Jrクラス3位、2年連続THE SURFSKATERS総合チャンプなどテストライダーとして培ってきた経歴を活かし、サーフィンを軸としたスケートボード、スノーボード、ミュージック、アート全般をひとつのコーストカルチャーとしてとらえ、心の赴くままにシャッターを押し、発信し続ける。 >>>出版物 >>>プライベート撮影問い合わせ